例: PTC Mathcad への角度寸法のエクスポート
概要 - この例では、角度寸法を PTC Mathcad にエクスポートする方法について説明します。
問題 - Creo Parametric の角度寸法 d36 を PTC Mathcad 変数 x:=30 deg にマッピングする必要があります。
解法 - PTC Mathcad 変数 x 度を x ラジアンとして再定義し、PTC Mathcad 解析フィーチャーを作成します。
以降の手順でこの例の概要を説明します。
1. PTC Mathcad で、拡張子 .xmcd が付いた既存の PTC Mathcad ファイルをロードします。
2. PTC Mathcad 代入変数 x:=30 deg を x:=0.52 rad として再定義します。
3. 数式領域で、PTC Mathcad 代入変数 x:=0.52 rad を選択します。
4. 「フォーマット」(Format) > 「プロパティ」(Properties) の順にクリックします。「プロパティ」(Properties) ダイアログボックスが開きます。
5. 「表示」(Display) タブをクリックし、変数のタグ情報を編集します。
6. 「タグ」(Tag) ボックスに値 proe2mc を入力して「OK」をクリックします。
7. 「ファイル」(File) > 「保存」(Save) の順にクリックして、拡張子 .xmcd で PTC Mathcad ファイルを保存します。
8. Creo Parametric で、モデルを開き、
「ツール」(Tools) >
「パラメータ」(Parameters) の順にクリックします。
「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスが開きます。
9. 「検索先」(Look In) で、パラメータを追加する希望のオブジェクトタイプを選択します。
10. をクリックしてパラメータを作成し、
「名前」(Name) 列にパラメータ名として
ANGLE と入力し、単位
rad を選択します。
11. 「ツール」(Tools) >
「リレーション」(Relations) の順にクリックします。
「リレーション」(Relations) ダイアログボックスで、
「ユーティリティ」(Utilities) >
「単位に応じた」(Unit Sensitive) の順にクリックします。
12. 「検索先」(Look in) で、リレーションを適用するオブジェクトタイプを選択します。
13. 「リレーション」(Relation) で、単位付きのリレーション ANGLE=d36*pi/180 を入力して Enter キーを押します。このリレーションは、パラメータ ANGLE が寸法 d36 によって駆動されることを示しています。
14. 「ユーティリティ」(Utilities) > 「検証」(Verify) の順にクリックして、入力したリレーションを検証します。
15. 「解析」(Analysis) >
「Mathcad 解析」(Mathcad Analysis) の順にクリックします。
「Mathcad 解析」(Mathcad Analysis) ダイアログボックスが開きます。
16. 「ファイル」(File) の「ファイルをロード」(Load File) をクリックし、拡張子 .xmcd が付いたファイルを選択します。
17. PTC Mathcad ファイルがロードされた後、「パラメータ追加」(Add Parameter) をクリックします。「パラメータ選択」(Parameter Selection) ダイアログボックスで、パラメータ ANGLE を選択します。
18. 「入力選択」(Input Selection) ダイアログボックスで、PTC Mathcad 代入変数 x をクリックしてこれをパラメータ ANGLE にマッピングします。
19. 必要に応じて残りの解析を定義します。
20. この解析を解析フィーチャーとして保存するには、「フィーチャーを追加」(Add Feature) をクリックして、フィーチャーの名前を入力します。新しい解析フィーチャーがモデルツリーに表示されます。