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「強」参照と「弱」参照
アノテーション要素の参照は「強」または「弱」にできます。
「強」参照は、アノテーションフィーチャーの再生時に確認されます。「強」参照が失われると、アノテーションフィーチャーは再生に失敗します。
「弱」参照は、モデル再生の終了時にチェックされます。「弱」参照が失われても、アノテーションフィーチャーは再生に失敗しません。欠けている「弱」参照がアノテーション引出線によって使用されている場合は、その引出線は失われます (表示されません)。最後に残った引出線が失われると、アノテーションはアクティブではなくなります。アクティブでないアノテーションは表示されません。
たとえば、アノテーション要素に注記が含まれ、その注記が 2 つのエッジに接続されている場合、2 つのエッジは「弱」参照です。再生の終了時にエッジの 1 つが見つからない場合は (再生シーケンスの後の段階で面取りされたなど)、このエッジへの接続に使用する引出線は表示されません。注記には 2 つ目のエッジに接続された引出線が 1 つだけあります。ただし、2 つ目のエッジも失われた場合、注記は残りの最後の引出線を失い、非アクティブになります。
参照がアノテーションアイテムから自動的に複製された場合は、次の規則に従って「強」または「弱」と指定されます。
アノテーション平面は「強」参照です。
引出線の接続は「弱」参照です。
幾何公差の参照エンティティ (GTOL が適用されるエンティティ) は「強」参照です。
被駆動寸法と参照寸法では、参照がないと寸法が存在できないので、そのすべての参照は「強」です。
デフォルトでは、選択するその他のすべてのアノテーション要素参照は「弱」です。「アノテーションフィーチャー」(ANNOTATION FEATURE) ダイアログボックスの該当する参照コレクター内の参照名の横にある「強参照」(Strong) 列のチェックボックスをオンにすることで、参照を「固定」に変更できます。