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デフォルト寸法公差の指定
モデル作成を始めると、Creo Parametric でデフォルトの公差寸法値が使用されます。このため、コンフィギュレーションファイルオプションの linear_tolangular_tol を設定して、あらかじめ公差寸法のデフォルト値を指定する必要があります。linear_tol を使用して、整数寸法にもデフォルトの公差を設定できます。
線形寸法公差は、寸法と同じ小数桁を持つ必要はありません。これは、寸法が小数位 (num digits) の多い公差を持つことができることを意味します。
たとえば、小数第 6 位の寸法が、小数第 7 位の公差を持つことができます。線形寸法公差のデフォルト表示を設定するには、次のように linear_tol の値を設定します。
# tolerance x
ここで、# は寸法の小数桁を表す整数、tolerance はデフォルト公差値を表し、x で公差の小数桁を指定します。
x の値は # の値以上である必要があります。x# より小さい場合、デフォルト値 (寸法の小数桁と同じ) が使用され、寸法の有効桁数に四捨五入されます。
 
*注記 x を値に含めない場合、寸法の小数桁と同じデフォルト表示に設定されます。
Linear_tol 0 .05 2
この例のように指定すると、整数の寸法の公差は .05 となります。
部品の作成を開始すると、カレントデフォルト公差とともに、ウィンドウの下部にテーブルが表示されます。このテーブルは、コンフィギュレーションファイルオプション tol_displayyes に設定したときにのみ表示されます。
公差を指定していなければ、Creo Parametric ではシステムのデフォルトが指定されているものと見なされます。