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正しい CL 出力で座標系を設定するには
Creo NC では、NC シーケンス座標系の Z 軸がターニング軸と同軸となる必要があります。したがって、ターニングカットは ZX 平面にスケッチされます。ポストプロセッサが X-Y 入力を必要とする場合、正しいポストプロセスで希望の方向にマシン座標系の軸を向けて、マシン座標系と NC シーケンスを別に設定します。この場合、CL データは変換ベクトル (i, j, k) なしで X-Y 座標に出力されます。
XY 出力用の座標系の設定を以下の図に示します。
1. NC シーケンス座標系の方向
2. マシン座標系の方向
マシン座標系はその軸が適切な方向を向いているかぎり、任意のオプションを使って任意の場所に作成できます。以下に NC シーケンス座標系を参照してマシン座標系を簡単に作成する方法を示します。
1. NC シーケンス座標系を回転して、Z 軸がターニング軸と同一直線上に並んで旋盤主軸台と反対方向を向くようにします。
2. 「オフセット」(Offset) オプションを使用して別の座標系を作成し、NC シーケンス座標系を選択します。
3. 「移動」(MOVE) メニューの「回転」(Rotate) をクリックします。
4. 「Y 軸」(Y Axis) をクリックして、-90 と入力します。
5. 「Z 軸」(Z Axis) をクリックして、-90 と入力します。
6. 「移動」(MOVE) メニューの「移動終了」(Done Move) をクリックします。座標系が作成されます。
 
*注記 直線移動のオフセットがない場合、マシン座標系を作成した後では NC シーケンス座標系は表示されません。座標系の選択には「メニュー選択」(Sel By Menu) を使用してください。