アイソラインサーフェスミリング

サーフェスアイソラインのサーフェスミリングでは、加工を行う方向はミリングするサーフェスの UV 方向によって定義されます。加工するサーフェスが座標系の軸から傾斜している場合、「通常ミリング」(Conventional Milling) よりも「サーフェスアイソライン使用」(From Surface Isolines) オプションが適しています。

アイソラインサーフェスミリング NC シーケンスは、以下のようなツールパスを生成します。

• 選択したサーフェス (複数可) を完全に加工します。サーフェスの外形がウォールによって囲まれていない場合、ツールは "ストラドル" (straddle) 処理を行います。つまり直径の 1/2 だけサーフェス境界を超過します。

• 内側の突起、またはサーフェス外形から外に押し出されているウォールは、自動的に回避されます。(該当する場合は)残り代が側面のウォールにも適用されます。

• 内側のスロットまたは穴は "パッチ" されません。３軸ミリングでは、ツールは一定の Z レベル (高さ) で内側スロットや穴上を移動し、必要に応じてそれより下のエッジにプランジまたはリトラクトします。４軸、５軸ミリングでは、ツールはすべての内側エッジでリトラクトします。これを回避するには、ミルサーフェスを使用するか、またはミルボリュームからサーフェスを選択します。

以下の図は、アイソラインサーフェスミリングでのミルサーフェスの使用を示します。

2. 「コピー」(Copy) と「ループを封止」(Fill Loop) > 「すべて」(All) を使用して作成されたミルサーフェスを選択します。

複数のサーフェスを選択する場合、これらのサーフェスで１つの連続するツールパスが作成できる必要があります。各サーフェスは個別に加工されます。選択した各々のサーフェスに独立して加工方向を指定できます。サーフェスをミリング加工する順番も指定できます。

複数サーフェスの加工方向の指定方法を以下の図に示します。サーフェス (1) は、加工方向を変更するために選択されています。