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スキャロプ制御の余分なスライスの生成
ROUGH_SCALLOP_CONTROL および ROUGH_SCALLOP パラメータを使用して、荒削り NC シーケンスの後に、サーフェスに残されたスキャロプ高さを制御できます。ROUGH_SCALLOP パラメータで、サーフェスの法線方向で測定した最大許容スキャロプ高さを指定します。
最初に均一ステップ深さが計算され、このステップ深さの値に従って加工スライスが生成されます。生成されたスキャロプ高さが ROUGH_SCALLOP パラメータ値を超える場合、次の図に示すように、必要に応じて余分なスライスが追加されます。これらの余分なスライスは均一加工スライスに入れるか、または均一加工が終了した後、ROUGH_SCALLOP_CONTROL パラメータ値に応じて、すべてを最後に実行するかのいずれかです。
次の図に、ROUGH_SCALLOP_CONTROL が DURING_BOTTOM_UP に設定された場合のスライス生成の順序を示します。.
1. 参照部品
2. 均一ステップ深さ <= MAX_STEP_DEPTH
3. ROUGH_SCALLOP、部品サーフェスに垂直方向で測定
工具は均一スライス 4 と 5 を加工します。スライス 5 のスキャロプは ROUGH_SCALLOP 値を超えたので、スキャロプ高さを低くするために余分なスライス 6 と 7 が生成されます。これらのスライスは、ツールの荷重を最適化するため、下から上に加工されます。つまり、スライス6が最初に、続いてスライス7が加工されます。この後、ツールが次の均一スライス、スライス5の下のステップ深さと続きます。
ROUGH_SCALLOP_CONTROL が DURING に設定されている場合、同様に余分なスライスが生成されますが、加工の順序は異なります。工具は、均一スライス 4 と 5、次に余分なスライスを上から下に、最初にスライス 7、続いてスライス 6 を加工します。この後、ツールが次の均一スライス、スライス5の下のステップ深さと続きます。
ROUGH_SCALLOP_CONTROL が AFTER に設定されている場合、ツールはすべての均一スライスを最初に加工し、次に余分なスライスを加工して必要に応じてスキャロプ高さを低くします。