例: 定義式の作成
この例では、カスタムサイクル定義に次の定義式を追加します。
depth = start surface - end surface + BREAKOUT_DISTANCE
1. 「サイクルのカスタマイズ」(Customize Cycle) ダイアログボックスで、「サイクルプロンプト」(Cycle Prompts) リストボックスにカーソルを置いて右マウスボタンをクリックしてから、ポップアップメニューの「定義式を追加」(Add Expression) を選択します。「定義式を構築」(Expression Builder) ダイアログボックスが開きます。
2. 「定義式名」(Expression Name) テキストボックスに depth と入力し、Return キーを押します。下部の読み取り専用テキストボックスの定義式名が更新されます。
3. 「参照」(Reference) オプションを選択します。
「参照」(Reference) テキストボックスに「第 1 参照」(First Reference) と「第 2 参照」(Second Reference) リストボックスが表示されます。ドロップダウンリストには、サイクル定義に追加した feed surface のようなユーザー定義参照とともに、デフォルトの参照である start surface と end surface が含まれています。両方のリストボックスのドロップダウンリストに初期値 start surface が表示されます。
4. 「第 2 参照」(Second Reference) ドロップダウンリストから end surface を選択します。
読み取り専用の「参照」(Reference) テキストボックスの定義式が更新されます。次のように表示されます。
start surface - end surface
5. をクリックします。
ダイアログボックスの下部にある読み取り専用テキストボックスの定義式文字列が更新されます。次のように表示されます。
depth = + start surface - end surface
6. 「NC パラメータ」(NC Param) オプションを選択します。
7. パラメータ名のドロップダウンリストの「部分破断距離」(BREAKOUT_DISTANCE) を選択します。
8. 算術記号アイコン (
+、
-、または
*) としてプラス記号 (
+) が選択されていることに注意してください。
をクリックします。
定義式文字列の最後に選択した算術記号とパラメータ名が追加されます。定義式文字列は次のようになります。
depth = + start surface - end surface + BREAKOUT_DISTANCE
9. ダイアログボックス下部にある
をクリックして
「サイクルのカスタマイズ」(Customize Cycle) ダイアログボックスに戻ります。
「サイクルプロンプト」(Cycle Prompts) リストに depth 定義式が追加されます。