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材料ディレクトリ構造を設定するには
Expert Machinist では、切削工具を選択したり、素材や条件に基づいて送りと速度を設定したりできます。この機能を活用するには、オペレーションおよびツーリングを開始する前に特定のディレクトリ構造を設定する必要があります。
Expert Machinist では切削工具データはすべて、コンフィギュレーションオプション pro_mf_tprm_dir で指定されたツーリングディレクトリに保存されます。たとえば、このコンフィギュレーションオプションを次のように設定するとします。
pro_mf_tprm_dir /home/users/toolcrib
ツールパラメータファイル (.tpm ファイル) はすべて、/home/users/toolcrib ディレクトリに保存されます。
材料ディレクトリ構造を設定するには、materials というサブディレクトリをツーリングディレクトリに作成します。ディレクトリ名はスペルどおり正確に入力しなければなりません。
materials ディレクトリの下に、素材と条件に対応するサブディレクトリを作成します。たとえば、steel20steel30aluminum などのサブディレクトリを作成します。これで、材料ディレクトリ構造の設定が完了です。
オペレーションまたは切削工具を後から定義すると、使用可能な素材サブディレクトリが表示され選択できます。
切削工具データの保存時には、工具ジオメトリパラメータはツーリングディレクトリの .tpm ファイルに保存され、送りと速度データを含む同じ名前の .tpm ファイルが適切な材料サブディレクトリに作成されます。この送りと速度データは、「ツールパスプロパティ」(Tool Path Properties) ダイアログボックスで値を初期化する際に使用できます。
 
*注記 コンフィギュレーションオプション pro_mf_tprm_dir を使用しない場合は、カレントワーキングディレクトリがツーリングディレクトリとして使用されます。