工具モデルを作成するには

1. 「部品」(Part) タイプの新しい Creo Parametric モデルを作成し、工具名を付けます。適切な作図フィーチャー (突起、カットなど) で工具ジオメトリを再生します。

2. 工具基準、つまり工具制御点を表す座標系を作成します。これはフィーチャーの加工で計算されたツールパスに沿って移動する点です。座標系の Z 軸が必ず上方向 (工具に向かった方向) を指すようにします。座標系の名前を "TIP" に変更します (「設定」(Set Up)、「名前」(Name) を使用します)。

◦ 該当する寸法シンボルをパラメータ名に完全に対応するように修正します。「部品」(PART) メニューの「修正」(Modify) を選択し、「寸法コスメティック」(Dim Cosmetics) と「シンボル」(Symbol) を選択します。寸法を表示するフィーチャーを選択し、寸法テキストを選択して、新しいシンボル名 (例、Cutter_Diam) を入力します。

◦ 工具パラメータ名に名前が一致するパラメータをモデルに追加します。この方法は、工具アセンブリ上で直接工具パラメータを定義するとき (例、ドリルビットの代わりに挿入ドリルに Cutter_Diam を指定) に便利です。

• パラメータ名が「工具設定」(Tool Setup) ダイアログボックスのラベルと完全には一致しないことがあります。たとえば、スペースは通常、下線に置換されます。パラメータ名の一部が切り捨てられる場合もあります。該当するタイプの工具の .tpm ファイルを調べると、正確なパラメータ名がわかります。

• パラメータ名は、大文字と小文字を区別しません。たとえば、「カッター直径」(Cutter Diameter) の寸法シンボルを修正したり、モデルパラメータを追加しているときは、Cutter_Diam、cutter_diam、CUTTER_DIAM のいずれも使用できます。これらの文字列は、工具パラメータ名として認識されます。

• 工具モデルとしてアセンブリを使用する場合、アセンブリ自体だけでなく任意の構成部品で寸法シンボルを修正したり、またパラメータを追加できます。