Expert Machinist > フリー形状加工 > 「仕上げカット」ダイアログボックス
  
「仕上げカット」ダイアログボックス
「仕上げカット」(Finish Cuts) ダイアログボックスに、荒削りミリングの後にフィーチャーハードウォールに残された残り代値が表示されます。素材値の表示は情報提供が目的です。その表示によって仕上げミリングでどれだけの素材を除去する必要があるかがわかります。
「仕上げカット」(Finish Cuts) ダイアログボックスの中央部で、仕上げカット数とカットごとの XY ピッチの増分を設定できます。たとえば、仕上げパスを次のように設定できます。
Last Cut 1 at 0
Second Cut 2 at .05
First Cut 1 at .1
この設定により、最初の仕上げカットはフィーチャーウォールからオフセット .2 の位置に、2 番目のカットはオフセット .1 の位置に、3 番目のカットはオフセット .05 の位置に、最後のカットはオフセット 0 の位置に作成されます。
「仕上げカット」(Finish Cuts) ダイアログボックスの一番下の部分で、仕上げカットの深さを指定できます。
「各深さ」(Each Depth) - カット深さごとに (各スライスの深さで) 仕上げカットが行われます。「最終深さでの最新カット」(Last Cut at Final Depth) チェックボックスをオンにした場合、最新カットは最終深さでのみ行われます。
「最終深さ」(Final Depth) - 仕上げカットはフィーチャーの最終カット深さで一度だけ行われます。
「ケラーウォール」(Keller Walls) - フィーチャーに傾斜のあるウォールがある場合、希望する「スキャロプ高さ」(Scallop Height) 値を指定でき、それにより適切な深さで仕上げカットが行われます。このオプションは、ツールパスで荒削りミリングが実行されていない場合、つまり、「フィーチャー加工」(Feature Machining) ダイアログボックスの「荒削り」(Rough) オプションが解除されている場合にかぎり、使用可能です。