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取付具について
取付具は、製造オペレーション中に素材の回転方向を決めたり、固定する部品、またはアセンブリです。部品モードまたはアセンブリモードで取付具構成部品を作成、保存し、それを Expert Machinist で NC モデルにアセンブリするか、または NC モデルのジオメトリを参照することで Expert Machinist に直接構成部品を作成できます。
製造プロセスで取付具を使用するには、最初に製造モデルで取付具設定を定義する必要があります。各取付具設定には名前が付けられ、設定がアクティブなときにモデルに置く取付具 (構成部品) に関する情報が含まれます。取付具設定は、オペレーションの設定の時点、またはフィーチャーとツールパスの作成中であれば任意の時点で定義できます。
取付具設定はオペレーションに属します。オペレーションを作成するとき、この操作に対する空の取付具設定も自動的に作成されます。この最初の取付具設定はオペレーションの上のモデルツリーに挿入され、取付具ジオメトリをオペレーション「プログラムゼロ」(Program Zero) の定義に使用できます。この設定は構成部品を追加することで修正できます。また、同じオペレーションに対して他の取付具設定も作成できます。その設定はオペレーションの下のモデルツリーに配置されます。オペレーションは複数の取付具設定と関連付けられますが、ある時点でアクティブになれるのは1つの取付具設定だけであることに注意が必要です。加工フィーチャーを作成するとき、そのフィーチャーは現在アクティブな取付具設定の下のモデルツリーに自動的に挿入されます。加工フィーチャージオメトリを生成するときに取付具構成部品について考慮され、必要な場合は適切なハードウォールが作成されます。
新しいオペレーションを作成するとき、そのオペレーションは前のオペレーションから取付具設定を継承しません。前のオペレーションの取付具設定を使用する場合は、「取付具設定」(Fixture Setup) ダイアログボックスの「コピー」(Copy) アイコンを使用して取付具設定をコピーできます。