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リレーションの単位について
デフォルトでは、リレーションには単位があります。単位があるリレーションは次のように動作します。
異なる単位を持つパラメータをリレーションで混在させると、リレーションを解決するために変換されます。たとえば、システム単位が mm の場合に、値が 1 inch のパラメータ B があると、リレーション d1=Bd1=25.4mm と評価されます。
単位のないパラメータと単位付きのパラメータを同じリレーションで混在させることができます。たとえば、単位のないパラメータ A と単位付きのパラメータ B がある場合に、リレーション d3=B*A を作成できます。この場合は、A がスカラー値として使用されます。また、単位のないパラメータを入力して、リレーションで単位を直接指定することもできます。以下に例を示します。d3=A[mm] + B
 
*注記 Creo 1.0 より前の Creo のバージョンでは単位が認識されません。
リレーションの単位の確認
リレーションを解決するときに単位を確認するには、コンフィギュレーションオプション relations_units_sensitivecheck に設定します。このオプションには次の値があります。
yes (デフォルト) - 単位を考慮してリレーションを解決します。単位がない場合は、警告を表示します。
no - リレーションの単位を無視します。
選択したオブジェクト (「リレーション」(Relations) エディタに表示) のリレーションを単位付きにするかどうかを制御するには、 をクリックするか、または「リレーション」(Relations) > ダイアログボックスで「ユーティリティ」(Utilities)「単位に応じた」(Unit Sensitive) の順にクリックします。
 
*注記 コンフィギュレーションオプション relations_units_sensitiveno に設定し、次に「単位に応じた」(Unit Sensitive) を適用できます。この方法では、単位がないときのエラーメッセージの表示を防止できます。
「検証」(Verify) コマンドは、リレーションの有効性をリレーションの視点から確認し、単位が矛盾する場合はエラーを表示します。コンフィギュレーションオプション relations_num_const_units を設定して、リレーションに単位がない場合に警告を表示することができます。このオプションを yes に設定すると、単位が確認され、警告が表示され、単位を適用してリレーションを修正することを求めるプロンプトが表示されます。
 
レイアウトやバルクなどの非ソリッドモデルにリレーションを追加する場合は、数値定数に常に単位を指定する必要があります。
コンフィギュレーションオプション relations_num_const_units の設定は、非ソリッドモデルでは無視されます。