ECAD 領域を使用したスペースの予約について
ECAD 領域は、スペースを予約するために使用する 2D の閉じたループ領域です。配置領域とユーザー定義領域には高さ制限を設けることができます。ECAD 領域によって、指定領域内の固有の制限や機能を伝達することで、設計作業が容易になります。ECAD 領域は基板部品上にコスメティックフィーチャーとして作成されます。
配置適用/除外領域およびユーザー定義領域にキルトによる閉じた 3D ボリュームを使用できます。これらのキルトを使ってクリアランスおよび干渉チェックを行い、構成部品が完全に除外ボリュームにある場合でも、ECAD 構成部品が適用領域、除外領域、ユーザー定義領域の制限に違反しているかどうかを調べることができます。
適用/除外領域には、次のプロパティがあります。
• 「ECAD 領域」(ECAD Areas) タブで、「プロパティ」(Properties) タブの「名前」(Name) ボックスを使用して、ECAD 領域フィーチャーに名前を付けます。
• board_side や routing_layers などのパラメータを配置制限領域フィーチャーとユーザー定義領域フィーチャーに追加できます。
• 高さの値が 0.0 を超える場合は、配置制限領域とユーザー定義領域を 3D ボリュームとして表示できます。フィーチャー属性を再定義して、「3D ボリューム」(3D Volume) オプションをオンまたはオフにします。