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図面間の相違の検証について
2 つのバージョンの図面間の相違を検証できます。図面の画像を保存した後で、そのイメージを図面上にレイヤーとして読み込むことができます。同一のアイテムはキャンセルされ、両バージョン間の差異だけが画面に表示されます。
2 つのオブジェクト間の相違をリストするレポートを生成するには、「レイアウト」(Layout) タブをクリックしてから「挿入」(Insert) グループの横にある矢印をクリックします。「統合」(Integrate) をクリックします。
統合プロジェクトファイルおよび差異レポートを呼び出すと、ソースオブジェクト、ターゲットオブジェクトが表示されます。また、「統合」(INTEGRATE) メニューが表示され、統合を実行する次のコマンドを表示します。
「次」(Next) - レポートの次のアイテム (差異) に進みます。
「前」(Previous) - レポートの前のアイテム (差異) に戻ります。
「表示」(Show) - アクティブなウィンドウで、差異レポートのカレントアイテムに対応するエンティティ (フィーチャー、構成部品など) をハイライトします (このコマンドは、カレントの Creo Parametric ウィンドウのオブジェクトにカレントアイテムが属する場合のみ利用できます)。
「情報」(Info) - 情報ウィンドウを開き、差異レポートのカレントアイテムについての情報 (モデル名、構成部品番号、内部 ID 番号、部品名、親と子) を表示します。
「処理」(Action) - 「処理」(ACTION) メニューを開きます。レポート中の特定のアイテム (フィーチャー、構成部品など) への操作を指定すると、レポートにそのアイテムが表示されるたびに指定した操作が自動的に設定されます。
「操作」(ACTION) メニューには次のコマンドがあります。
「ソースから使用」(Take From Source) - このソースアイテムをマークし、自動的にターゲットにマージします。
「削除」(To Delete) - このアイテムが自動的にターゲットから削除されるようにマークします。
「無視」(To Ignore) - このアイテムを無視します (差異があってもマージや削除を行いません)。
「解除」(Clear) - 保留状態の操作や命令をすべて解除してアイテムを無視します。
「手動」(Do Manual) - アイテムを手動で統合します。これにはソースオブジェクトからターゲットオブジェクトへアイテムを手動でコピーすることも含まれます。
「マージ」(Merged) - アイテムが手動でマージされた後、そのアイテムに "マージ済み" とマークします。
「削除」(Deleted) - アイテムが手動で削除された後、そのアイテムに "削除済み" とマークします。
「全変更」(All Changes) - ソース図面およびターゲット図面に対するすべての変更を確定して統合します。
「ソース変更」(Source Changes) - ソース図面への変更を確定して統合します。
「ターゲット変更」(Target Changes) - ターゲット図面への変更を確定して統合します。
「未指定」(Unspecified) - 操作がまだ指定されていないアイテムすべてに対して、指定した操作を実行します。
「上書き」(Overwrite) - すでに操作が指定されているアイテムも含め、すべてのアイテムに指定した操作を実行します。元の操作は、新しい操作によって上書きされます。
「カレントアイテム」(Current Item) - カレントアイテムに操作を実行します。
「全アイテム」(All Items) - 操作可能なすべてのアイテムに操作を実行します。
「タイプ使用」(By Type) - アイテムのタイプ (「寸法コスメティック」(DIM COSMETICS) または「パラメータ」(PARAMETERS) 別に操作を実行できます。
「実行」(Execute) - 差異レポートの「操作」(ACTION) 列で指定した操作を自動的に実行し、ソースオブジェクトとターゲットオブジェクトの差異を解消します。各アイテムは、それぞれに指定された操作に合わせて、「マージ済み」(Merged)、「削除済み」(Deleted)、「無視」(Ignored) とマークされています。
「レポート保存」(Save Report) - 差異レポートを、ローカルワーキングエリアに ASCII 形式のテキストファイルとして保存します。
「マージビュー」(Merge View) - 差異レポートのアイテムを正しく外部参照が行える順番で統合するように並べ替えてレポートを表示します (たとえば、親は子の前にマージする必要があり、子は親の前に削除する必要があります)。
「差異表示」(Diff View) - (デフォルト) 差異レポートをオブジェクトを基準に並べ替え、オブジェクト内をアイテムタイプを基準に並べ替えて表示します。この表示によって、差異の内容と位置が素早くわかります。