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図面ビューサイズの設定について
図面ビューのサイズを、モデルの寸法を変更したときに図面ビューサイズが与えられたモデルの寸法に対して変わらないように設定できます。図面モードでビュースケール係数として使用されているモデルパラメータ drawing_scale_factor を指定してください。このパラメータは、図面スケールに乗じて図面ビュー全体の実寸を決定するスケール係数です。
 
*注記 この操作では図面の "d#" の値や、図面スケール全体の値は変更されず、表示エンティティの空間の寸法だけが変更されます。
次の表に、図面スケールとモデルパラメータ drawing_scale_factor を使用した図面ビューサイズの計算方法を示します。
図面ビューサイズの算出
d# の値
長さパラメータ
drawing_scale_factor
図面スケール
ビューの長さ
コメント
5
5
1
2
10
図面スケールを変更図面スケールを 2 に変更します。ビューのエッジの長さは 10 になります。
5
5
1
1
5
初期条件
モデルエッジの寸法は d# = 5 です。図面スケールが 1 でエッジの長さが 5 の場合、"drawing_scale_factor" は 1 に設定されます。
10
5
.5
1
5
寸法値を変更
部品またはアセンブリモードで値 d# を 10 に変更します。この結果、"drawing_scale _factor" は .5 になります。ビュー中の長さが寸法値の半分になるように計算されます。つまりビューの長さは 5 のまま変わりません。
5
10
2
1
10
"length" パラメータの値を変更
リレーションの中で "length" パラメータの値を 2 に変更します。この結果 "drawing_scale_factor" は 2 になります。ビューのエッジの長さは 2 倍になります。
5
10
2
2
20
所定のスケールで "length" パラメータの値を変更
寸法値 5 のエッジがスケール 2 で図面に表示されます。"length" パラメータを 10 に変更すると、"drawing_scale_factor" が 2 になります。図面のエッジの長さは 20 になります。