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ドラフトスケールの設定について
詳細オプション draft_scale を使用してドラフトスケールを設定することにより、尺を変更したサイズでドラフトエンティティを作成できます。ドラフトスケールを 0.5 に設定すると、その後に作成する各エンティティは指定したサイズの 1/2 になります。たとえば、4 インチの水平線を作成 (1 つの終点を選択し、相対座標 で x=4, y=0 として 2 番目の終点を配置) すると、紙上では 2 インチの線になりますが、実際の寸法は 4 インチです。ドラフトエンティティの作成、寸法入力後にドラフトスケールを変更すると、各寸法が変更されます。
詳細オプションのほかのパラメータ値と同様、ドラフトスケールは図面スケールから完全に独立しています。図面サイズが変更されても、ドラフトスケール値は変わりません。ドラフトジオメトリは、シート上の相対位置を維持するために必要な比率でスケールされるので、スケール前と同じサイズで表示されます。実際には (シートが違うサイズになるため) ジオメトリは違うサイズに変更されており、このジオメトリで作成される新寸法にサイズの変更が反映されます。新寸法と旧寸法の比率は、新シートと旧シートのサイズの比率と同じになります。詳細オプション associative_dimensioningyes (デフォルト) に設定されているときは、寸法配置したドラフトエンティティのサイズを変更すると、寸法は最新値に更新されます。