「アノテーション」(Annotate) タブの「寸法テキスト」(Dimension Text) ボタンをクリックすると表示される「寸法テキスト」(Dimension Text) パネルの「接頭辞」(Prefix) および「接尾辞」(Suffix) フィールドの各値を指定することにより、寸法または寸法シンボルの接頭辞および接尾辞の値を定義できます。保存された接頭辞および接尾辞の値は、グラフィックウィンドウの寸法値または寸法シンボルの前後に表示されます。これらの接頭辞および接尾辞の値は、編集と保存が可能です。

寸法テキストボックスに @O を指定したり、「公差」(Tolerance) タブの「公差値のみ」(Tolerance Value Only) オプションを選択して、寸法値をオーバーライドしたりすると、各フィールドの接頭辞および接尾辞の値はグレー表示され、編集することはできません。グラフィックウィンドウでは、寸法とともに、接頭辞および接尾辞の値が表示されることはありません。テキストボックスで前後に @O が配置されているテキストは、グラフィックウィンドウに表示されます。

寸法によっては、自動的に接頭辞や接尾辞の値を生成する場合もあります。このように自動的に生成された接頭辞や接尾辞の値は、「寸法テキスト」(Dimension Text) パネルの各フィールドに設定されます。たとえば、半径寸法を作成すると、「接頭辞」(Prefix) フィールドには文字 R が自動的に設定されます。

Creo Parametric を使用する前に作成された接頭辞および接尾辞の値は、そのまま保持されます。ただし、既存の寸法の寸法タイプが変わった場合には、接頭辞および接尾辞の値が変わる可能性があります。この場合には、「寸法テキスト」(Dimension Text) パネルの接頭辞および接尾辞フィールドが自動的に更新されます。たとえば、直径寸法を半径寸法に変更したり、直線寸法が直径寸法に変わるようにフィーチャーを再定義すると、接頭辞フィールドは自動的に更新されます。

複数の寸法を選択する場合、「寸法」(Dimension) リボンでは、選択したすべての寸法に該当するオプションだけが選択可能になります。

たとえば、直径寸法と、寸法テキストパネルに文字列 @O を持つオーバーライドされた寸法が選択セットに含まれている場合、接頭辞フィールドと接尾辞フィールドは編集できません。これは、オーバーライドされた寸法では、接頭辞および接尾辞フィールドを編集できないからです。直径寸法と半径寸法を選択した場合は、接頭辞および接尾辞フィールドを編集できます。

特定の接頭辞および接尾辞の値を持つ寸法を検索するには、サーチツールを使用できます。