パラメータと属性の明示的マッピングについて
Creo アプリケーションは、モデルの指定した単位付き real number パラメータを、floating number with units タイプの Windchill 属性にマッピングします。このマッピングは双方向で暗黙的に行われます。ただし、floating point タイプの属性の既存の値、特にレガシーデータから単位付きパラメータへのマッピングについては、パラメータタイプの不一致によるアップロードとチェックインの失敗を避けるために、明示的に行う必要があります。floating point 属性と単位付きパラメータを明示的にマッピングしていない場合、サーバーへのモデルのアップロードが失敗し、単位付きパラメータが floating point 属性にマッピングされることを通知するエラーメッセージが表示されます。
管理者は、単位なしのパラメータにマッピングされている既存の floating point 属性を単位付きのパラメータに明示的にマッピングするため、適切なオプションを設定する必要があります。同様に、このオプションを適切に設定すれば、floating point タイプの属性にマッピングされている既存の単位付きパラメータを、floating number with units タイプの属性に明示的にマッピングできます。
次に管理者は、保存されたマッピングではなく、明示的に指定したマッピングを使用するようにマッピングを次のように定義します。
• 単位付きパラメータ名と floating number with units タイプの属性間で明示的なマッピングを行います。
• 代替マッピングの対象となる属性を示すプリファレンスオプションを設定します。
このオプションを適切に設定した後、モデルをサーバーにアップロードすると、浮動小数点属性値が CAD ドキュメントから削除され、パラメータ値が CAD ドキュメントの属性値 floating number with units にマッピングされます。パラメータ名とその値、単位が属性名とその値、単位に一致すると、これらの値が CAD ドキュメントに追加され、アップロードとチェックインに成功します。
管理者は、既存の単位なしのパラメータと floating number with units タイプの属性を明示的にマッピングするためのオプションを設定することもできます。ただし、既存の単位なしのパラメータから floating number タイプの属性へは、そのままでも暗黙的にマッピングされ、エラーが生じたり失敗することはありません。
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注記 Creo の単位付きパラメータから Windchill の特にレガシーデータの floating point 属性に引き続きエラーなくマッピングするには、適切なオプションを設定する必要があります。単位付きパラメータから単位なし属性へのマッピングを引き続き行う場合は、レガシーマッピングが保存され、モデルファイルは修正されません。
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