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アセンブリデータの選択的インポートについて
Associative Topology Bus (ATB) を有効にしてアセンブリをインポートすると、変換イメージモデル (TIM) を表示する際の詳細レベルを選択できます。デフォルトではアセンブリ全体がインポートされますが、表示データとともに、または表示データなしで、アセンブリの製品構造を選択的にインポートすることができます。
アセンブリデータを選択してインポートするには、「新規モデルインポート」(Import New Model) ダイアログボックスで次のいずれかの「表示」(Representation) オプションを選択します。
「マスター」(Master) - アセンブリのジオメトリデータと非ジオメトリデータをインポートし、TIM アセンブリの完全表示を行います。これがデフォルトです。
「グラフィック」(Graphic) - アセンブリの表示データを、製品構造とともにインポートします。
「構造」(Structure) - 製品構造とアセンブリのメタデータをインポートします。
アセンブリの初回インポート時に「表示」(Representation)「構造」(Structure) に設定すると、TIM アセンブリとその構成部品の表示を、表示データなしの製品構造から、表示データありの製品構造およびマスター表示または完全表示に変更できます。「新規モデルインポート」(Import New Model) ダイアログボックスで「表示」(Representation)「グラフィック」(Graphic) に設定すると、アセンブリの表示データを製品構造とともにインポートし、グラフィック表示を完全表示に変更できます。TIM アセンブリの詳細レベルを変更したり、TIM 構成部品の詳細レベルを変更することにより、アセンブリ内の構成部品の製品構造表示とグラフィック表示を適宜混在させることができます。
コンテンツ詳細レベルは、TIM 構成部品の ATB 情報として保存されます。そのため、「グラフィックを読み取り」(Read Graphics) および「マスターを読み取り」(Read Master) ATB コマンドを使用し、構成部品またはアセンブリレベルで、製品構造とメタデータのコンテンツ詳細レベルから、TIM のグラフィック表示およびマスター表示に切り替えることができます。
 
*注記 TIM アセンブリおよび構成部品のコンテンツ詳細レベルの変更は、一方向のプロセスです。アセンブリと構成部品の製品構造表示をグラフィック表示に切り替えたり、グラフィック表示をマスター表示に切り替えることができますが、逆方向のプロセスは無効です。つまり、TIM アセンブリおよび構成部品のマスター表示を、グラフィック表示や製品構造表示に切り替えることはできません。製品構造表示の詳細レベルは最低レベルです。
「新規モデルインポート」(Import New Model) ダイアログボックスのアセンブリモデルに対して「表示」(Representation)「構造」(Structure) に設定すると、「Associative Topology Bus」メニューまたは「モデル」(Model) > 「オペレーション」(Operations) > 「ATB」「グラフィックを読み取り」(Read Graphics) および「マスターを読み取り」(Read Master) コマンドが使用可能になります。モデルツリーで TIM 構成部品を選択して右クリックし、「Associative Topology Bus」メニューの「グラフィックを読み取り」(Read Graphics) および「マスターを読み取り」(Read Master) にアクセスすると、TIM 構成部品のコンテンツ詳細レベルを、製品構造から表示データに変更したり、表示データから TIM の完全表示に変更することができます。「グラフィックを読み取り」(Read Graphics) を使用せずに「マスターを読み取り」(Read Master) を使用すると、TIM 構成部品のコンテンツ詳細レベルを製品構造から完全表示に直接変更することもできます。または、TIM 構成部品を選択して「モデル」(Model) > 「オペレーション」(Operations) > 「ATB」 の順にクリックすることで、「グラフィックを読み取り」(Read Graphics) および「マスターを読み取り」(Read Master) コマンドにアクセスすることもできます。ただし、「新規モデルインポート」(Import New Model) ダイアログボックスでモデルの「表示」(Representation)「グラフィック」(Graphic) に設定すると、「Associative Topology Bus」メニューでは「マスターを読み取り」(Read Master) だけが使用可能になります。
「グラフィックを読み取り」(Read Graphics) および「マスターを読み取り」(Read Master) ATB コマンドは、最新の依存状態の TIM 部品およびアセンブリのみに使用できます。これらの ATB コマンドを TIM アセンブリレベルで使用すると、詳細レベルの変更は再帰的に TIM アセンブリのすべての構成部品に適用されます。