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ワイヤフレームについて
IDD のワイヤフレームは、アクティブなコンポーネントのサーフェス間、またはインポートフィーチャーのコンポーネントのアクティブなサーフェスのサブセット間のトポロジー接続を表します。これは、ジオメトリの物理エッジに対応するワイヤフレームピースから成ります。ワイヤフレーム表示を有効にすると、ワイヤフレームピースは対応する物理エッジの上に重ねて表示されます。ワイヤフレーム自体は物理ジオメトリではなく、サーフェスの接続を表すグラフィック上の手段です。
トポロジー接続は、満たされている場合と満たされていない場合があります。ワイヤフレームピースに対応するジオメトリエッジが両側エッジ (隣接する 2 つのサーフェスによって共有されていて、シェード表示がオフのときに紫色で表示されるエッジ) である場合、そのトポロジー接続は満たされています。トポロジー接続が満たされているワイヤフレームピースは緑色で表示されます。
隣接するサーフェスそれぞれにワイヤフレームピースに対応するエッジ (シェード表示がオフのときにピンク色で表示される片側エッジのペア) がある場合、そのトポロジー接続は満たされていません。このようなワイヤフレームピースは黒色で表示されます。2 つの片側エッジ間のギャップが十分な大きさである場合、それぞれの片側エッジに 1 つずつ、合計 2 つの黒色のワイヤフレームが表示されているように見えます。ただし、この黒色のワイヤフレームピースのペアは、実際には個別に選択可能なアイテムです。
インポート中に、満たされているトポロジー接続と満たされていないトポロジー接続のどちらも生成される可能性があります。IDD 環境に切り替えると、緑色と黒色のワイヤフレームピースが表示されます。トポロジー接続が存在しないサーフェス間には境界が存在することがあります。サーフェス間の境界には、ワイヤフレームピースは表示されません。この境界に接続を定義して、ワイヤフレームに追加できます。
ワイヤフレームによって定義されているトポロジー接続は、IDD の修復ツールへの入力として使用されます。ワイヤフレームとそれに関連する拘束を必要に応じて定義し、修復ツールまたは一致ツールを使用して、満たされていないすべてのトポロジー接続を自動的に満たすことができます。
ワイヤフレームを表示して選択するには、関連するコンポーネントノードまたはサーフェスセットをアクティブ化する必要があります。コンポーネントノードまたはサーフェスセットをアクティブ化したら、選択フィルタを使用して、修復するワイヤフレームのタイプを次の中から選択できます。
「条件を満たすワイヤフレーム」(Satisfied Wireframe) - トポロジー接続の条件を満たすワイヤフレームエッジが緑色で表示されます。
「条件を満たさないワイヤフレーム」(Unsatisfied Wireframe) - トポロジー接続の条件を満たさないワイヤフレームエッジが黒色で表示されます。
「条件を満たさない正接ワイヤフレーム」(Unsatisfied Tangency Wireframe) - 正接条件を満たさないワイヤフレームエッジが黒色の矢印で表示されます。
選択したワイヤフレームを右クリックしてショートカットメニューの「親サーフェスを選択」(Select parent surfaces) をクリックすることで、選択したワイヤフレームの親サーフェスを選択して修復または一致操作を行えます。
サーフェスの分割を表すワイヤフレームもあります。このようなワイヤフレームは、UV カーブを使用して手動で作成できます。このようなワイヤフレームを使用して複雑な境界のあるサーフェスを分割することで、トポロジーに関連するその他の問題を解決することができます。