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一致ツールについて
一致ツールを使用して、問題のあるサーフェスや、サーフェスの満たされていないトポロジー接続を修復し、インポートされたモデル内の関連する正接条件を修復できます。問題のあるジオメトリに 5 つ以上の辺から成るサーフェスや黒色のワイヤフレームが含まれている場合に、一致ツールを使用します。黒色のワイヤフレームはトポロジー接続の条件を満たしていないことを示し、黒色の矢印はサーフェス間の正接条件が満たされていないことを示します。
先に修復ツールを使用して、問題のあるジオメトリの修復を試みる必要があります。修復が失敗し、5 つ以上の辺から成るサーフェスがジオメトリに含まれている場合、一致ツールを使用できます。
一致ツールでは、サーフェスがフリーズしているかどうかにかかわらず修正され、条件が満たされていないトポロジー接続やサーフェス間の正接条件が修復されます。フリーズしているサーフェスは、解析サーフェスか、次数が高いサーフェスか、5 つ以上の辺から成るトリムされたサーフェスか、明示的にフリーズしたサーフェスです。解析サーフェスはデフォルトでフリーズされます。
このツールの「正接修復」(Repair Tangency) オプションを使用して、正接条件を明示的に修復するかどうかを指定できます。一致ツールでは、解析サーフェス以外のサーフェスのパラメータ化は維持されます。一致ツールでは、解析サーフェスはフリー形状サーフェスに変換され、そのパラメータ化は維持されません。解析サーフェスおよび明示的にフリーズしたサーフェスが修正されると、これらのサーフェスがフリーズ解除されることが「フリーズしたサーフェスの一致」(Match Frozen Surfaces) ダイアログボックスで警告されます。
5 つ以上の辺から成るサーフェスと次数が高いサーフェスは、一致操作の後でフリーズ状態に戻ります。修復ツールとは異なり、一致ツールではサーフェスのフリーズ状態が無視されるので、5 つ以上の辺から成るサーフェスの問題を修復できます。そのようなサーフェスは、4 つの辺から成るパッチに分割することなく修復されます。
一致ツールと修復ツールは、インポートされたモデルにアクティブなサーフェスセットまたはアクティブなコンポーネントが存在する場合にのみ実行できます。一致ツールと修復ツールでは、アクティブなコンポーネントまたはアクティブなサーフェスがあるコンポーネントのワイヤフレームまたはサーフェスを選択できます。ただし、一致ツールを使用できるのは、ワイヤフレームカーブ、サーフェス、またはその両方を明示的に選択した場合だけです。
一致ツールのユーザーインタフェースは修復ツールのものと同様です。このツールの有効なジオメトリは、サーフェスセット、ワイヤフレームカーブ、またはその両方から成ります。一致させるギャップのサーフェスを選択した場合、一致ツールは選択したサーフェスのみを変形させます。ただし、ワイヤフレームギャップを選択すると、一致ツールは関連するすべてのサーフェスを変形させます。これらのサーフェスとカーブは同じコンポーネントに属していなければなりません。