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TIM と ATB 使用のインポートフィーチャーを更新する際の注意事項
変換イメージモデル (TIM) と Associative Topology Bus (ATB) 使用のフィーチャーを更新するときは、以下の点に注意してください。
「独立化」(Make Independent) を使用して、TIM または ATB 使用のフィーチャーのリンクを解除した場合は、リンクを再確立したり、独立して参照モデルとの関連を失った部品を更新することはできません。
コンフィギュレーションオプションatb_auto_check_on_updateon に設定すると、更新時の手動でのステータスチェックステップを省くことができます。TIM または ATB 使用のフィーチャーを更新する前に、更新対象として選択した TIM または ATB 使用のフィーチャーのステータスが自動的にチェックされるので、カレントステータスをチェックしてから更新するという 2 段階の処理が不要になります。
部分的、またはグローバル更新を実行すると、「未更新」とマークされたオブジェクトが再インポートされます。セッション中でアクティブな場合、またはしばらく検証してない場合、オブジェクトが最新でなくなっていることがあるので、グローバルまたは部分的更新を実行する前に、手動でステータスチェックを実行してください。
TIM と ATB 使用のフィーチャーは、新しい参照モデルのコピーが別の場所にある場合でも更新できます。オリジナルモデルがオリジナルのインポートディレクトリにない場合は、コンフィギュレーションオプションatb_search_pathを使用して、参照ファイルの新しい場所へのパスを設定します。新しい参照モデルが見つかると、設定に従って TIM と ATB 使用のフィーチャーが更新されます。
オリジナルの参照モデルファイルがオリジナルのインポートディレクトリに存在し、このファイルを削除したくない場合は、「リンクを変更」(Change Link) を使用して、新しいパスの更新された参照ファイルを選択します。選択しないと、ATB はこれまでの参照モデルファイルと場所を参照します。ATB により TIM と ATB 使用のフィーチャーが更新されることはありません。コンフィギュレーションオプションatb_search_pathのインスタンス値として指定されたパスがサーチされる前に、常にオリジナルインポートディレクトリがサーチされるからです。
CADDS 5 TIM の場合、CVPATH ディレクトリは、CADDS 5 モデルが最初にインポートされたディレクトリがどれかにかかわらず、環境変数 CVPATH で定義した順序でサーチされます。
Creo Parametric 環境で TIM アセンブリのアセンブリツリーを修正した場合は、アセンブリの更新により、変更の一部が失われる場合があります。
Creo Parametric「ステータスをチェック」(Check Status)「更新」(Update) では、以下の順序で参照ファイルがサーチされます。
モデルが最初にインポートされたオリジナルディレクトリまたは前回の更新で使用されたディレクトリ
カレントのワーキングディレクトリ
コンフィギュレーションオプションatb_search_pathで定義されたパスの定義順
更新された参照ファイルがこれらの場所にない場合、または参照ファイルの古いバージョンが、更新された参照ファイルのサーチ順よりも優先されるパス上にある場合は、以下のように処理されます。
ATB は参照ファイルのパスを特定せずに、そのファイルを「リンク切れ」としてリストします。
ATB は、更新された参照ファイルよりも前に見つかった古い参照ファイルに基づいて、インポートしたジオメトリを最新と間違って識別します。
 
*注記 更新した参照ファイルは、必ず正しく更新できる場所に置いてください。
SolidWorks および NX の部品とアセンブリのレガシー変換イメージモデル (TIM) を Creo Parametric 3.0 で更新することはできません。レガシー TIM の「ステータスをチェック」(Check Status) には、これらが古くなっていることが示されます。古くなったレガシー TIM を Creo Parametric 3.0 で更新しようとした場合、更新が失敗し、TIM のリンクが失われます。以前のバージョンの Creo Parametric で作成された SolidWorks と NX の TIM のステータスを再びチェックしようとした場合、レガシー TIM には以降も破断リンクが表示され、最新バージョンの Creo Parametric で使用可能なトランスレータを使用して SolidWorks と NX のレガシー TIM を更新できないことを警告するメッセージが表示されます。破断リンクが表示されたレガシー TIM の「ステータスをチェック」(Check Status) または ATB 情報には、その TIM モデルが以前のバージョンの Creo Parametric で作成されたことが示されます。