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コンフィギュレーションプロパティファイルの最小要件
ThingWorx 用の config.properties ファイルには以下のプロパティが含まれている必要があります。次のリストでは、各プロパティの指定内容について説明します。
URI - Analytics Manager フレームワークが動作している ThingWorx サーバーの URL。
Userid - サーバーへの接続を確立するユーザーの ID。
Password - サーバーへの接続を確立するユーザーのパスワード。
AppKey - ThingWorx サーバー上で作成したキー。ユーザー ID とパスワードの代わりにこれを使用できます。
CallTimeout - サーバー呼び出しが待機する時間 (ミリ秒単位)。この時間が経過するとタイムアウトエラーで失敗します。この値はネットワークの待ち時間に応じて設定します。デフォルトでは、この値は 5000 に設定されています。タイムアウトエラーを回避するには大きい値に設定してください。長時間のリプレイデータをフェッチするには時間がかかることがあります。
AgentId - ThingWorx サーバーに対するエージェントを識別するため一意の文字列。値を指定しない場合、一意の ID が自動的に生成され、別の ID が指定されるまで再使用されます。
AppImpClass - アプリケーションインタフェースを実装するクラスの完全修飾名。
サービスとしての Creo を使用している場合、このプロパティの値を com.ptc.thingworxconnector.CreoAsServiceAdapter に設定する必要があります。
ConnectorName - 解析プロバイダとの対話用に作成され、サーバー側での解析プロバイダの設定中に使用される、コネクタインスタンスの名前。
AnalysisProvider - 上記の ConnectorName プロパティで指定されているコネクタを使用して作成される解析プロバイダ。
AgentWorkDir - エージェントがモデルファイル、テンポラリファイル、結果ファイル、データファイルの保存に使用するディレクトリ。デフォルトで、AgentFiles フォルダはカレントワーキングディレクトリ内に作成されます。
ClientInstanceInitCount - エージェントが開始されたときに開始するクライアントのインスタンス数。デフォルトは 1 です。
ClientInstanceMaxCount - このエージェントが開始可能なクライアントインスタンスの最大数。クライアント数の最大値を固定にするには、0 より大きい値を指定します。デフォルト値 -1 の場合、エージェントが開始可能なクライアントの数に制限はありません。
UseAppKeyInUrl - Creo Parametric 埋め込みブラウザに表示される ThingWorx リプレイマネージャマッシュアップ URL に AppKey を含めるかどうか。このオプションは、ThingWorx 8.0 以降のビルドで使用します。true の場合、AppKey が含まれます。デフォルト値は false です。
サービスとしての Creo (CaaS) を使用するには、上記のプロパティと以下の追加のプロパティを設定する必要があります。
CreoWorkingDir - Creo Parametric プロセスのワーキングディレクトリの場所。config.pro ファイルをこのディレクトリにコピーすることで、Creo Parametric のすべてのインスタンスがこの config.pro ファイルを使用できるようにします。
WindchillDefaultContext - サービスとしての Creo のデフォルトの Windchill コンテキスト。このコンテキストがサーバー上で利用でき、リプレイ解析を実行しているユーザーがこのコンテキストへのアクセス権を持っている必要があります。
WindchillDefaultWorkspace - サービスとしての Creo のデフォルトの Windchill ワークスペース。このワークスペースがサーバー上で利用でき、リプレイ解析を実行しているユーザーがこのワークスペースへのアクセス権を持っている必要があります。
CreoExecutablePath - Creo プロセスを起動するスクリプトまたは実行ファイルの場所。これは CreoAnalysisAgentFarmMachineConfiguration.bat の実行時に自動的に計算されます。
必要なプロパティの詳細については、ThingWorxAnalytics のヘルプセンターを参照してください。
対話型セッションのサンプル config.properties ファイルが Creo Parametric のインストールディレクトリ内の Common Files フォルダに用意されています。以下の例を参照してください。
c\ProgramFiles\PTC\Creo 5.0.3.0\Common Files\text\java\config.properties
サービスとしての Creo を使用するためのサンプル config.properties ファイルが Creo Parametric のインストールディレクトリ内の Common Files フォルダに用意されています。以下の例を参照してください。
c\ProgramFiles\PTC\Creo 5.0.3.0\Common Files\text\java\scripts\serviceconfig.properties
ログの有効化
ログを有効にするには、Creo Product Insight for ThingWorx Extension セッションを開始する前に以下のステップを実行します。
1. Creo Parametric のインストールディレクトリからサンプルの logback.xml ファイルを、コンフィギュレーションオプション thingworx_connector_config_file で指定された、config.properties ファイルを含むディレクトリにコピーします。たとえば、logback.xml の場所は c\ProgramFiles\PTC\Creo 5.0.3.0\Common Files\text\java\scripts\logback.xml のようになります。
2. サンプル logback.xml ファイルを自分のセットアップ環境情報によって更新します。設定情報 (ログレベルやその他の詳細など) については、https://logback.qos.ch/manual/configuration.html にある logback.xml のオンラインドキュメントを参照してください。