ドキュメントおよび部品コンテンツがデータベースではなくファイルシステムに保存されるように、外部ファイルボルトを設定できます。このタイプの設定により、アップロードパフォーマンスが大幅に向上するので、サイトで CAD モデルファイルなどの大きなファイルを頻繁にやり取りする場合に適しています。

デフォルトでは、外部ストレージ規則は各コンテキストの個別のドメインに基づきます。外部ストレージアドミニストレータクライアントは、製品、ライブラリ、またはサイトのコンテキスト内の「ユーティリティ」ページから起動できます(このクライアントは、プロジェクト、プログラム、または組織のコンテキストからは使用できません)。製品またはライブラリコンテキストから起動した場合には、製品マネージャおよびライブラリマネージャはボルト規則のみを設定できます。外部ストレージアドミニストレータ内の追加機能を使用できるのは、サイト管理者のみです。このクライアントを使用すると、クライアントを起動したコンテキストに関連付けられた「System」および「Default」ドメインのボルト規則を作成できます。

ボルトやファイルボルト規則の数が増加して管理しにくい場合は、wt.fv.forceContentToVault プロパティを true に設定して、1 つのボルトを介してボルト処理を行うように強制できます。外部ファイルボルト規則と単一のボルトの設定方法については、ボルト規則の作成およびWindchill ボルトコンフィギュレーションを参照してください。

また、ローカルユーザーが限られたバンド幅で Windchill サーバーに接続するリモートサイトで、ドキュメントおよび部品コンテンツファイルがレプリケーションされるように、レプリケーションサイトを設定できます。「ファイルサーバー管理」クライアントは、製品、ライブラリ、またはサイトのコンテキスト内の「ユーティリティ」ページから起動できます。プロジェクトまたはプログラム用には、プロジェクトまたはプログラムの「ユーティリティ」ページから「コンテンツレプリケーション規則」を起動できます。

サイト管理者は、通常、レプリカサイトとレプリケーションスケジュールのみを定義します。特定のコンテキストのレプリケーション規則は、製品、ライブラリ、プロジェクト、またはプログラムマネージャによって設定されます。「ファイルサーバー管理」内の追加機能は、サイト管理者のみが使用できます。

コンテキストレプリケーションとレプリケーション規則の設定方法については、レプリケーション規則の管理を参照してください。