計画の再スケジュール
「計画を再スケジュール」操作は以下のような状況で使用します。
• 管理者が Windchill システムカレンダーに対して計画に影響がある変更を行った。
• カスタムの期限アルゴリズムを使用していて、以下のプロパティが設定されているときに、プロジェクトメンバーが「できるだけ遅く」 (ALAP) アクティビティの期限に影響がある変更を行った。該当する場合、「計画を再スケジュール」操作を実行すると、計画の期限が更新されてそれらの変更が反映されます。
com.ptc.projectmanagement.plannable.propagateSchedule.OnDeadlineChange.enabled=false
• カスタムの進行状況アルゴリズムを使用していて、以下のプロパティが設定されているときに、プロジェクトメンバーが個々のアクティビティの進行状況に影響がある変更を行った。該当する場合、「計画を再スケジュール」操作を実行すると、計画の進行状況とサマリーアクティビティの進行状況が更新されてそれらの変更が反映されます。
com.ptc.projectmanagement.plannable.status.rollup.enabled=false
この操作は次の場所から使用できます。
• スケジュールの最上位ノード
からの右クリック操作メニュー
カレンダーに対する変更
Windchill システムカレンダーに対して行った変更がプロジェクト計画に影響する場合は、計画を手動で更新してこれらの変更を反映する必要があります。
Windchill システムカレンダーに対する変更は、メソッドサーバーを再起動するか、「計画を再スケジュール」操作を少なくとも 1 回実行するまでは、新規作成されたプロジェクト計画に反映されません。
詳細については、
計画カレンダーを参照してください。
期限の自動計算
管理者は「タイプおよび属性の管理」ユーティリティを使用して、カスタムアクティビティタイプを作成できます。カスタムアクティビティタイプを作成する際に、「期限モード」属性を次のいずれかに設定できます。
• 「手動計算」 - これはデフォルトの動作です。ユーザーは計画を作成または編集する際に期限を定義できます。
• 「自動計算」 - ユーザーは期限を手動で設定できません。代わりに、期限は管理者によって実装されているカスタムアルゴリズムに基づいて自動的に計算されます。
期限の自動計算には以下の 2 つの形式があります。
個々のアクティビティの期限
管理者は個々のアクティビティタイプの期限の計算方法をカスタマイズできます。
たとえば、カスタム "エンジニアリングアクティビティ" とカスタム "ドキュメンテーションアクティビティ" があるとします。どちらのタイプも「期限モード」が「自動計算」に設定されています。
エンジニアリングアクティビティでは、そのアクティビティの開始予定日から 5 日後が自動計算された期限としてトリガされます。開始予定日が変わった場合、期限は新しい日付を反映して自動的に更新されます。これに対し、ドキュメンテーションアクティビティにはその成果物の対象として Windchill ドキュメントがあります。Windchill 属性にはカスタム属性として "リリース日" があります。ファイルのプライマリコンテンツに対するすべての作業が、このリリース日の 2 週間前までに完了している必要があります。このため、ドキュメンテーションアクティビティの期限は、その成果物の対象に設定されているリリース日に基づいて自動的に計算されます。
| 現在のところ、個々のアクティビティの期限の自動計算は成果物のアクティビティでのみ使用できます。期限の自動計算が有効になっているアクティビティタイプを使用してアクティビティを作成する際に、 「アクティビティを成果物としてマーク」チェックボックスをオンにしていない場合、引き続きそのアクティビティには期限を手動で設定できます。後からそのアクティビティを編集して成果物アクティビティにした場合、その期限を手動で設定できなくなります。詳細については、 成果物アクティビティを参照してください。 次善策としては、作成するすべてのタイプのアクティビティ (マイルストーンとサマリーアクティビティを含む) で「アクティビティを成果物としてマーク」チェックボックスをオンにします。「成果物」テーブルは空のままにします。 |
サマリーアクティビティの期限のロールアップ
サマリーアクティビティとは、1 つ以上の子アクティビティがあるアクティビティのことです。詳細については、
サマリーアクティビティを参照してください。
その他の属性とは異なり、サマリーアクティビティの期限はその子アクティビティからロールアップされません。サマリーアクティビティには、その子アクティビティとは別個の期限を設定できます。
ただし、管理者はこの動作をカスタマイズできます。たとえば、サイトにカスタムの "開発フェース" アクティビティがあるとします。サマリーアクティビティとして使用した場合、その期限は最も遅い期限の 1 日後として計算されます。
詳細については、
期限の自動計算の設定を参照してください。