成果物
成果物は、「スケジュール」テーブルおよび「タスク」ページの両方に表示されます。このページから、成果物を購読および参照できます。成果物を作成できるのは、プロジェクトマネージャ、プログラムマネージャ、または製品マネージャだけです。マネージャおよび成果物のオーナーの両方が成果物を編集できます。
成果物とは、プロジェクトまたはプログラムの具体的で測定可能な生産物、たとえば、特定の日付までに提出されるドキュメントなどを指します。成果物には、設計モデル、仕様書、プロトタイプ、ツーリングの修正、レポートなどがあります。多くの場合、成果物は管理および記録する計画情報の最も重要な部分となります。ほとんどのアクティビティおよびマイルストーンは、成果物の完了をサポートすることを目的として作成され実行されます。
提出されるコンテンツを識別するために、成果物にはドキュメントや部品といった件名を付けることができます。成果物とアクティビティやマイルストーンを関連付けて、アクティビティの生産物が成果物であることを示すことができます。


成果物と成果物アクティビティ
スタンドアロンの成果物は、成果物アクティビティとは別の役割を果たします。成果物アクティビティの詳細については、成果物アクティビティを参照してください。
成果物アクティビティは、スタンドアロンの成果物とは互換性がありません。スタンドアロンのアクティビティを成果物アクティビティに追加することはできません。
成果物
成果物アクティビティ
成果物は、1 つの対象オブジェクトにのみリンクできます。
成果物アクティビティは、複数の対象オブジェクトにリンクできます。
対象オブジェクトは、コンテキストに対するアクセス権を持っている限り、任意のコンテキストに配置できます。
対象オブジェクトは、現在のコンテキストに基づいて制限されます。
プロジェクトのアクティビティ - 対象オブジェクトは、同一のプロジェクトコンテキストに配置されている必要があります。これには、PDM コンテキストのプロジェクトで共有されているオブジェクトが含まれている場合もあります。
プログラムのアクティビティ - 対象オブジェクトは、同一のプログラムコンテキストに配置されている必要があります。
製品のアクティビティ - 対象オブジェクトは、任意の PLM コンテキストに配置できます (たとえば、製品、ライブラリ、品質のコンテキスト)。プロジェクトまたはプログラムに配置されているオブジェクトを含めることはできません。
「新規成果物」操作を使用して作成します。
新規アクティビティウィンドウおよびアクティビティを編集ウィンドウの「アクティビティを成果物としてマーク」オプションを選択して作成します。
スケジュールは以下の項目のみ設定できます。
開始日
終了日
以下を含め、アクティビティに対して使用できるものと同じスケジュールオプションを使用します。
リソース
スケジュール制約と先行関係
期間と作業
タスクタイプ
成果物に関する作業は、成果物を編集することにより、アクティビティに関する作業とは別に追跡されます。
成果物に関する作業をアクティビティに関する作業として追跡できます。
成果物は、常に対象オブジェクトの最新バージョンにリンクされます。
トラッキングポリシーを設定できます。
「固定されたリビジョン」 - 現在のリビジョンの最新作業版数へのリンク。プロジェクトコンテキストまたはプログラムコンテキストで作成されているオブジェクトを含める場合は、このポリシーを使用します。
「最新のリビジョン」 - オブジェクトの最新バージョンへのリンク。
「固定された対象」 - バージョン管理オブジェクトの特定のリビジョンおよび作業版数へのリンク。このポリシーは、変更管理オブジェクトを除く、非リビジョンオブジェクトにもリンクしています。このポリシーは、管理ベースラインまたはロットベースラインを含めようとする場合に使用します。
対象オブジェクトのタイプに制限はありません。
対象オブジェクトは、以下のいずれかのタイプである必要があります。
変更管理オブジェクト
部品
ドキュメント
EPM ドキュメント
バリエーション仕様
パッケージ
ベースライン (管理とロット)
Windchill QMS オブジェクト
Windchill MPMLink オブジェクト
エンタープライズデータ
「成果物をプロジェクトアクティビティにリンク」オプションを選択すると、成果物の動作が変化します。
「成果物をプロジェクトアクティビティにリンク」オプションは、成果物アクティビティの機能には影響しません。
成果物が対象オブジェクトにリンクされている場合、成果物は、対象オブジェクトの情報ページにある「成果物」テーブルに表示されます。
成果物が対象オブジェクトにリンクされている場合、成果物は、対象オブジェクトの情報ページにある「計画アクティビティ」テーブルに表示されます。


成果物とアクティビティの関連付け
プロジェクト、プログラム、または製品計画を作成する際、「成果物をプロジェクトアクティビティにリンク」を選択できます。このチェックボックスをオンにすると、成果物と関連アクティビティの間に依存関係が生まれます。
以下の表では、成果物とリンクさせた場合のアクティビティとマイルストーンの動作について説明します。
アクティビティ
1 つの成果物は、1 つのアクティビティに関連付けることができます。
成果物またはアクティビティの「作業時間の達成率」を更新すると、成果物およびアクティビティ両方のデータが更新されます。
成果物に設定されている「開始」「終了」の日付は、アクティビティの開始日と終了日によってオーバーライドされます。
マイルストーン
1 つの成果物は、複数のマイルストーンに関連付けることができます。また、複数の成果物を同じマイルストーンに関連付けることができます。
1 つのアクティビティに関連付けられた成果物を、同時に 1 つのマイルストーン (または複数のマイルストーン) に関連付けることもできます。
マイルストーンの「作業時間の達成率」の計算は、関連付けられた成果物に関して入力されたデータから取得されます。したがって、マイルストーンの「作業時間の達成率」を直接更新することはできません。
たとえば、マイルストーン A が成果物 1 (50 % 完了)、成果物 2 (30 % 完了)、および成果物 3 (40 % 完了) と関連付けられている場合、マイルストーン A の「作業時間の達成率」は 40 % です。関連付けられた成果物のいずれかの「作業時間の達成率」が更新されると、マイルストーン A の計算値は変わります。
マイルストーンにリソースを割り当てることはできません。
自動実行モードで、関連アクティビティを持つ成果物にマイルストーンがリンクされている場合、アクティビティの状態が変化すると、マイルストーンの状態も更新されます。この時点で、マイルストーンのオーナーに通知が送信されます。
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「成果物をプロジェクトアクティビティにリンク」チェックボックスをオンにすると、リソース割当に関するマイルストーンがプロジェクトにある場合には、Microsoft Project からプロジェクトをインポートすることができません。


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