複合規則の表示
特定のコンテキストのオブジェクトタイプについて有効にするオブジェクトの初期化規則を決めるには、そのオブジェクトタイプの複合規則を表示します。
複合規則は、現在のコンテキストおよびすべての祖先のコンテキストのオブジェクトタイプと祖先のオブジェクトタイプに対して設定されている規則をすべてマージすることによって作成します。たとえば、WTPart の番号付け規則およびバージョン指定規則をサイトコンテキストで設定し、WTPart フォルダの規則を製品または組織のコンテキストで設定します。これによって、その製品または組織の下で作成された WTPart オブジェクトの複合規則には、番号付けおよびバージョン指定の設定およびフォルダの設定の両方が含まれます。製品規則に番号付けスキームの設定が含まれていた場合は通常、この規則での設定がサイトコンテキストでの設定よりも優先されます。
複合規則をダウンロードして表示するには、以下の手順を実行します。
1. オブジェクトの初期化規則テーブルに移動することによって、複合規則を表示するコンテキストから「オブジェクト初期化規則管理」ユーティリティにアクセスします。
2. 「複合オブジェクトのダウンロード」アイコン をクリックします。
「複合オブジェクト初期化規則をダウンロード」ウィンドウが開きます。
3. 「検索」ボタンをクリックして、複合規則を表示するオブジェクトタイプを選択します。
4. 「OK」をクリックしてダウンロード処理を開始します。
ダウンロードの方法はシステムの設定によって異なります。XML が XML エディタまたはブラウザで表示されるようにシステムが設定される場合があります。表示された画面で XML を保存できます。保存しない場合は、ファイルに XML を保存するようにメッセージが表示される場合があります。
複合規則の生成方法の詳細については、規則をマージして複合規則を作成を参照してください。
以下の XML は、wt.doc.WTDocument オブジェクトタイプの複合規則の例です。ファイルの最初の部分は、AttrValue タグを使用して設定されているデフォルト値を示しています。
< AttributeValues objType= " wt.doc.WTDocument ">
<AttrValue id="lifeCycle.id"
algorithm="com.ptc.core.foundation.lifecycle.server.impl.LifeCycleTemplateAttributeAlgorithm"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Arg>Basic</Arg>
</AttrValue>
<AttrValue id="teamTemplate.id"
algorithm="com.ptc.core.foundation.team.server.impl.TeamTemplateAttributeAlgorithm"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Arg>Default</Arg>
</AttrValue>
<AttrValue id="folder.id"
algorithm="com.ptc.core.foundation.folder.server.impl.FolderPathAttributeAlgorithm"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Arg>/Default</Arg>
</AttrValue><AttrValue id="MBA|versionInfo"
algorithm="com.ptc.core.foundation.vc.server.impl.VersionInfoGenerator"
ignore="false" force="false" final="false">
<Arg>wt.series.HarvardSeries</Arg>
</AttrValue>
<AttrValue id="number"
algorithm="com.ptc.windchill.enterprise.revisionControlled.server.impl.NumberGenerator"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Arg>{GEN:wt.enterprise.SequenceGenerator:WTDOCUMENTID_seq:10:0}</Arg>
</AttrValue>
</AttributeValues>
規則のこの部分では、以下の wt.doc.WTDocument 属性のデフォルト値が設定されます。
lifeCycle.id のデフォルト値が Basic に設定されます。
teamTemplate.id のデフォルト値が Default に設定されます。
folder.id のデフォルト値が /Default に設定されます。
MBA|versionInfo のデフォルト値 (バージョン化スキームを設定) が wt.series.HarvardSeries に設定されます。
番号のデフォルト値 (番号付けスキームを設定) が {GEN:wt.enterprise.SequenceGenerator:WTDOCUMENTID_seq:10:0} に設定されます。
ファイルの 2 番目の部分は、AttrConstraint タグを使用して設定されている表示制約を示しています。
<AttrConstraint
id="lifeCycle.id"
algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GatherAttributeConstraints"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetServerAssignedConstraint">
</Value>
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetImmutableConstraint">
</Value>
</AttrConstraint>
<AttrConstraint
id="lifeCycle"
algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GatherAttributeConstraints"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetServerAssignedConstraint">
</Value>
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetImmutableConstraint">
</Value>
</AttrConstraint>
<AttrConstraint
id="teamTemplate.id"
algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GatherAttributeConstraints"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetServerAssignedConstraint">
</Value>
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetImmutableConstraint">
</Value>
</AttrConstraint>
<AttrConstraint
id="teamTemplate"
algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GatherAttributeConstraints"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetServerAssignedConstraint">
</Value>
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetImmutableConstraint">
</Value>
</AttrConstraint>
<AttrConstraint
id="folder.id"
algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GatherAttributeConstraints"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetServerPreGeneratedValue">
</Value>
</AttrConstraint>
<AttrConstraint
id="number"
algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GatherAttributeConstraints"
ignore="false"
force="false"
final="false">
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetServerAssignedConstraint">
</Value>
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetImmutableConstraint">
</Value>
</AttrConstraint>
規則のこの部分では、以下の wt.doc.WTDocument 属性の表示制約が設定されます。
lifeCycle.id および lifeCycle 属性値は自動的に生成されますが、表示されず、編集もできません。
teamTemplate.id および teamTemplate 属性値は自動的に生成されますが、表示されず、編集もできません。
folder.id 属性値は対応する AttrValue 要素で設定されている値を使用して表示され、ユーザーはこの値を編集できます。
number 属性値は自動的に生成されますが、表示されず、編集もできません。
オプションの ignore、force、および final 属性は、各 AttrValue 要素および各 AttrConstraint 要素に表示されることに注意してください。これらの属性を例に示すように false に設定しても、規則には影響を与えません。ignore および final 属性を true に設定した場合の影響については、規則の指定を参照してください。force 属性を使用しても、規則には影響を与えません。
番号付けスキームとバージョン指定スキームのデフォルト値の説明については、オブジェクトの番号付けおよびオブジェクトのバージョン指定を参照してください。
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