材料セット
材料セットは BOM トランスフォーマで使用可能な Windchill オブジェクトです。これはホルダーオブジェクトです。これは原材料情報を収集するために使用されます。
材料セットオブジェクトは再使用できないので、スタンドアロンオブジェクトとして存在することはできません。これは別のオブジェクトのコンテキストで作成する必要があります。
BOM トランスフォーマのツールバーの
編集リストにある
「新規の材料セットを挿入」操作を使用して、部品の下に新規の材料セットを作成できます。詳細については、
新規の材料セットの挿入を参照してください。
概念
製造プラントでは、原材料は製造プロセスの開始に使用される基本的な部品です。原材料が複数のプロセスで処理されて最終部品が製造されます。各プロセスの終了時に、半完成部品が製造され、それが次のプロセスの原材料になり、前のプロセスの完成部品になります。完成部品は複数の方法で設計および製造できます。また、完成部品は異なる原材料を使用することによって複数のプラントで製造できます。これは複雑なプロセスです。この複雑なプロセスを効率的に処理するため、材料セットオブジェクトが導入されました。材料セットオブジェクトはプレースホルダーオブジェクトです。これは物理的なエンティティではありません。材料セットオブジェクトを使用して原材料情報を収集できます。
このシステムでは 1 つのプラントで複数の材料セットを管理できます。各材料セットを異なる原材料情報で構成できます。代替番号を使用して材料セットの優先度を設定できます。代替番号が大きいほど、優先度が高くなります。次の例について考えてみます: 完成部品 Engine には M1 と M2 の 2 つの材料セットが関連付けられています。両方の材料セットは Plant 1 に関連付けられています。代替番号を使用して、これらの材料セットの優先度を設定できます。
また、同じ完成部品の特定のプラントに材料セットを定義することもできます。次の例について考えてみます: 完成部品 Engine には M1、M2、M3 の 3 つの材料セットが関連付けられています。M1 が Plant 1 に関連付けられ、M2 と M3 が Plant 2 に関連付けられるように、材料セットを定義できます。
| 複数のプラントと原材料が使用されている場合は、材料セットオブジェクトを使用することをお勧めします。 |
追加情報
• 材料セットオブジェクトにはプラントを 1 つだけ割り当てることができます。プラントのビューが材料セットオブジェクトのビューと同じでなければなりません。詳細については、
材料セットオブジェクトへのプラントの割当を参照してください。