インポート
「インポート」ウィンドウでは、エクスポート機能を使用してエクスポートしたデータをインポートします。インポート機能では、エクスポートした JAR ファイルからデータを抽出して、ローカルデータベースにオブジェクトをインポートします。
インポート処理中に、最初にマッピング規則を適用してインポートソースの XML ファイルのコンテンツを修正します。コンテキストマッピング規則では、コンテキストのインポート先を指定します。さまざまなソースコンテキストのアイテムをインポートできます。ターゲットデータベース内にインポートアイテムが存在する場合は、「インポート」ウィンドウで選択したインポートポリシーまたはインポート操作が適用されて、アイテムの修正方法が決まります。
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インポート操作には、ユーザープロファイルに関連付けられたアクセス制御リスト (ACL) が適用されます。たとえば、特定のアイテムタイプの改訂権限を持たない場合、「新規バージョンとしてインポート」オプションを使用して ACL 制御を回避することはできません。権限を持たないアイテム操作をインポートしようとした場合は、トランザクション全体が失敗します。
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インポート操作は、コンテキストまたはその親コンテキスト (組織やサイトなど) の管理者が使用できます。マッピングされたコンテキストに対する書き込みアクセス権を管理者が持っている場合、インポートされたアイテムはコンテキストマッピング規則での指定に従ってコンテキスト内に作成されます。製品アイテムまたはライブラリアイテムは、サイトまたは組織レベルにインポートしないでください。
「インポート」ウィンドウを開くには、
「製品」、
「ライブラリ」、
「組織」、または
「サイト」で > の順に選択します。
「インポート」をクリックします。
「インポート」ウィンドウが開き、ウィンドウの上部に現在のコンテキストが表示されます。
データをインポートするには
2. (オプション)
「インポート規則ファイル」フィールドで、ローカルファイルシステムの中から、インポート処理を制御する
マッピング規則ファイルを指定します。
3. (オプション)
「コンテキストマッピングファイル」フィールドで、インポートファイルアイテムが置かれるターゲットコンテキストを識別するローカルファイルシステムの
コンテキストマッピングファイルを指定します。
| コンテキストマッピングファイルを指定しない場合、アイテムはインポート操作を開始したコンテキストにインポートされます。これが、「インポート」ウィンドウの上部に表示されるデフォルトターゲットコンテキストです。 |
4. (オプション)
「インポートポリシーファイル」を選択して、ポリシーファイルを指定して、
インポートポリシーを指定します。
| ファイルで定義されたインポート操作は、<Windchill>/codebase/registry/ixb/import_settings/ defaultImportPolicy.xsl 内のシステムのレジストリファイルで見つかった操作と組み合わせて使用されます。 |
または
「インポート操作」を選択し、インポートファイル内のすべてのオブジェクトに適用する以下の操作をリストから選択します。
◦ 「デフォルト」 - インポートオブジェクトが既存のデータベースオブジェクトのオブジェクト ID と完全に一致する場合、既存のデータベースオブジェクトが残され、インポートオブジェクトはインポートされません。インポートオブジェクトが新規オブジェクトの場合、インポート XML ファイル内の version.iteration と一致する version.iteration で作成されます。
◦ 「最新の作業版数としてインポート」 - インポートオブジェクトが既存のデータベースオブジェクトよりも新しい場合、インポート処理により、最新のバージョンで次に使用可能な作業版数を持つオブジェクトが作成されます。
◦ 「新規バージョンとしてインポート」 - サイトのデータベース内にインポートオブジェクトのバージョンが存在する場合、インポート処理により、次に使用可能なバージョンと最初の作業版数を持つオブジェクトが作成されます。
◦ 「チェックアウト済みとしてインポート」 - サイトのデータベース内にインポートオブジェクトのバージョンが存在する場合、インポート処理により、既存のオブジェクトのチェックアウト済み (作業) コピーが、インポート XML ファイル内と同じバージョンで作成されます。新しくインポートされたアイテムはチェックインされるまでチェックアウトされた状態になります。
◦ 「非バージョン化属性を修正」 - このオプションでは、既存のデータベースオブジェクトの特定の非バージョン化属性 (ライフサイクルなど) が、オブジェクトの作業版数を変更しないで更新されます。
◦ 「チェックアウト済みオブジェクトをそのまま更新」 - このオプションでは、チェックアウトされたオブジェクトのコンテンツ、属性、およびリンクが置き換えられます。
| 「最新の作業版数としてインポート」および「新規バージョンとしてインポート」では、CAD ドキュメントと部品のマスターソフト属性を更新できます。 |
5. 「オーバーライド可能なコンフリクトを解決」チェックボックスをオンまたはオフにします。このチェックボックスは、プロパティ wt.ixb.import.overrideConflicts の値を制御します。チェックボックスをオンにした場合、オーバーライド可能なコンフリクトが解決されます (オーバーライド不可能なコンフリクトは影響を受けません)。たとえば、以下のような種類のコンフリクトが解決されます。
◦ データを保持するために必要なフォルダが存在しない場合、フォルダが自動的に作成されます。
◦ コンフリクトを防ぐために、必要に応じて Windchill のデフォルト (空) チームが適用されます。
◦ 必要に応じて、新規グローバル属性が作成されます。
| キャビネットの作成が必要なインポートコンフリクトは、オーバーライドされません。 |
6. (オプション) ステータスログに詳細情報が表示されるようにするには、「詳細なステータスログを生成」チェックボックスをオンにします。
7. (オプション) 「プレビュー」をクリックします。
インポート処理が成功するかどうか判定するために、簡単なチェックが実行されます。
「詳細なステータスログを生成」チェックボックスがオフの場合は、インポートされるオブジェクトの数、および処理される XML ファイルの数がログに表示されます。「詳細なステータスログを生成」チェックボックスがオンの場合は、インポートするファイル、インポート中に発生する可能性のあるコンフリクト、インポート処理が完了するか失敗するかもログに表示されます。これは簡単なチェックであるため、プレビューで問題がなくても実際のインポート処理が失敗する可能性はあります。
| データベースに大幅な変更を行う可能性があるポリシーファイルについては、その影響をチェックするために「プレビュー」を使用してください。 |
| 大きなデータセットをインポートしている場合、「インポートステータスのログ」フィールドには完全なログの代わりに Web リンクが表示されることがあります。このリンクをクリックすることで、現在のインポートジョブの完全なログを Windchill サーバーからダウンロードできます。 |
8. 「インポート」をクリックします。
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