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存在しないオブジェクトのコレクションロジックのカスタマイズ
関連オブジェクトがあるオブジェクトをレプリケーションする際に、これらの関連オブジェクトがパッケージに含まれていないか、以前にレプリケーションされていない場合、デフォルトのロジックではすべての関連オブジェクトが存在しないオブジェクトとして収集されることがあります。WorkPackageRelationshipMap.xml ファイルにある missingObjectTraversalFrom 属性を使用して、特定の関連オブジェクトだけを収集するようにロジックを設定できます。所定のバイナリリンクで、この属性の値を ROLE_AROLE_B、または BOTH に設定できます。これらの値は大文字と小文字が区別され、指定されたフォーマットでのみ入力する必要があります。
以下のテーブルは、さまざまなレプリケーションシナリオで missingObjectTraversalFrom 属性に設定されている値ごとに、存在しないものとして表示されるオブジェクトを示しています。
属性値
役割 A のレプリケーション時に収集される存在しないオブジェクト
役割 B のレプリケーション時に収集される存在しないオブジェクト
ROLE_A
役割 B
なし
ROLE_B
なし
役割 A
BOTH
役割 B
役割 A
親部品 A がレプリケーションされ、関連子部品 B が別のコンテキストに存在する場合の例を以下に示します。以下のテーブルは、属性値ごとに、存在しないものとして表示されるオブジェクトを示しています。
属性値
存在しないオブジェクト
ROLE_A
子部品 B
ROLE_B
なし
BOTH
子部品 B
存在しないオブジェクトのコレクションロジックを定義するには、次の手順を実行します。
1. codebase/com/ptc/Windchill/Wp/Delivery/Export にある WorkPackageRelationshipMap.xml ファイルをコピーして別の場所に保存します。
2. このファイルを開き、必要なバイナリリンクの missingObjectTraversalFrom 属性の値を設定します。
3. Windchill/codebase/ にある wt.properties ファイルにアクセスします。
4. このファイルで、次のプロパティを追加して、WorkPackageRelationshipMap.xml ファイルを保存した場所を指定します。
com.ptc.windchill.wp.delivery.export.relationship.config.location
次の例は、場所 Windchill/wtCustom/config のプロパティコンフィギュレーションを示しています。
$(wt.home)$(dir.sep)wtCustom$(dir.sep)config$(dir.sep)
5. Windchill サーバーを再起動します。
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