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存在しないオブジェクトの収集を定義済みのコンテキストと受信者に制限する
存在しないオブジェクトの収集は、特定のコンテキストまたは受信者が設定されていない場合、システム内のすべてのコンテキストをサーチします。特定のコンテキストまたは受信者の存在しないオブジェクトがレプリケーションに不要の場合、それらデータを検索する必要はありません。システム内のすべてのコンテキストをサーチすると、送信 zip ファイルの作成が遅くなります。特定のコンテキストまたはコンテキストのセット、またはあるコンテキストと受信者に、存在しないオブジェクトの収集を制限できます。
存在しないオブジェクトの収集に対するコンテキストの定義
Windchill/codebase/com/ptc/windchill/replication フォルダにある ReplicationMissingInfo-wt.properties.xconf ファイルで、プロパティ com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts[1…] にコンテキストまたはコンテキストのセットを定義します。コンテキストを定義すると、そのコンテキストまたはコンテキストセットの存在しないオブジェクトが収集され、「存在しないオブジェクト」テーブルに表示されます。このプロパティのデフォルト値は、すべての製品およびライブラリです。
存在しないオブジェクトの収集を 1 つのコンテキストに制限するには、次のようにプロパティの値を定義します。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts1="/wt.inf.container.OrgContainer=<Organization>/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=<Product or Library>"/>
プロパティ com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts1 を使用して、さまざまなフォーマットでコンテキストを定義できます。次のシナリオとその例を参照してください。
ライブラリ (コンテキスト) が Engine Component Library で、組織がデモ組織の場合、プロパティの値は次のように定義されます。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts1 default="/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.inf.library.WTLibrary= Engine Component Library" />
製品 (コンテキスト) が Product1 で組織がデモ組織の場合、プロパティの値は次のように定義されます。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts2 default="/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=Product1" />
次のように、$ 記号を使用して、すでに定義されている値を組み合わせて新しい値を定義できます。
すでに存在するコンテキストを結合し、新しいコンテキストを 1 つのプロパティに定義します。以下の例を参照してください。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts2 default="$com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts1,/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=Product1"/>
すでに存在するコンテキストを組み合わせて、新しいコンテキストまたはコンテキストのセットを定義します。以下の例を参照してください。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts3 default="$com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts1,$com.ptc.windchill.wp.missingObject.defaultTrackedContexts2/>
ReplicationMissingInfo-wt.properties.xconf ファイルで適切な変更を行った後、Windchill シェルで xconfmanager -p コマンドを実行することによって、これらの変更を適用します。
存在しないオブジェクトの収集へのコンテキストと受信者の定義
存在しないオブジェクトの収集を 1 人の受信者のコンテキストのセットに制限するには、Windchill/codebase/com/ptc/windchill/replication にある ReplicationMissingInfo-wt.properties.xconf ファイルで、次のプロパティを true に設定します。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.trackReceipientLevelContexts" default="false"/>.
このプロパティのデフォルト値は false です。
存在しないオブジェクトの収集をある受信者について、あるコンテキストまたはコンテキストのセットに制限するには、プロパティの値を次のように定義します。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.receipientAndContext[1…..] default="<RecipientName>:<Contexts>"/>
コンテキストと受信者の定義後、存在しないオブジェクトがコンテキストまたはコンテキストのセットと受信者について収集され、「存在しないオブジェクト」テーブルに表示されます。以下の例を参照してください。
受信者が testuser で、コンテキストが Drive System の場合、プロパティの値は次のように定義されます。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.receipientAndContext1 default="testuser:/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=Drive System"/>
次のように、$ 記号を使用して、すでに定義されているプロパティを使用して値を定義できます。
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.myUserContexts
default="/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/
wt.pdmlink.PDMLinkProduct=Drive System,/wt.inf.container.OrgContainer=
Demo Organization/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=MyContext"/>
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.receipientAndContext1
default="testuser:$com.ptc.windchill.wp.missingObject.myUserContexts"/>
<Property name="com.ptc.windchill.wp.missingObject.receipientAndContext2=
uid=windchilluser,ou=people,cn=administrativeldap,cn=windchill_11.2,o=ptc|
Ldap.ptcnet.ptc.com|Ldap.ptcnet.ptc.com:$com.ptc.windchill.wp.missingObject.
myUserContexts/>
* 
ユーザーの uid は、ユーザーの詳細ページで入手できます。
上記の条件 (コンテキストと受信者) が、存在しないオブジェクトの収集に対して満たされない場合、存在しないオブジェクトの収集はコンテキストレベルで計算されます。
ReplicationMissingInfo-wt.properties.xconf ファイルで適切な変更を行った後、Windchill シェルで xconfmanager -p コマンドを実行することによって、これらの変更を適用します。
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