「移動」操作により、特定のオブジェクトをあるコンテキストから別のコンテキストに移動したり、オブジェクトにそれぞれ異なる場所を指定したりすることができます。

「移動」操作は、切り取りと貼り付けの操作と似ています。ただし、切り取りと貼り付けの操作では、コンテキスト内のオブジェクトの 1 つのバージョンを移動できるのに対し、「移動」操作では、選択したオブジェクトのすべてのバージョン、すべてのビューバージョン、現在のバージョンと関連作業版数のみのいずれかを選択して移動できます。

選択したオブジェクトのすべてのバージョンを移動する場合、次のものの間で移動できます。

「移動」操作では依存処理もでき、ほかの関連オブジェクトもギャザーして移動できます。関連する変更管理オブジェクトは、オブジェクトを移動しても、そのオブジェクトとの関連付けを維持します。

移動するオブジェクトに、製品表現、エフェクティビティステートメント、ディスカッションのトピック、ベースラインなどの関連付けられているオブジェクトがある場合、これらのオブジェクトも自動的に移動されます。

オブジェクトをコンテキスト間で移動する際、その名前と番号は変更されません。移動するオブジェクトバージョンに関連付けられている実行プロセスも、これらのプロセスの作成に使用したテンプレートが組織またはサイトレベルで管理されているかぎり、バージョンとともに移動します。これらのプロセスは次のとおりです。

移動したオブジェクトが改訂されると、新しいバージョンが、チーム、ワークフロー、ライフサイクル、アクセス制御などの新規プロセスに割り当てられます。これらのプロセスは、オブジェクトを新たに管理するコンテキストに適用されるポリシーや規則により変わる場合があります (たとえば、移動先の場所では異なるアクセス制御ポリシーが適用される可能性があります。したがって、アクセス制御ポリシーが変わります)。詳細については、システム管理者に問い合わせてください。