Windchill システムのカスタマイズレポート
このユーティリティは、Windchill システムに加えられた修正の詳細を収集し、WindchillSystemCustomizationsReport.xml レポートを生成します。このレポートは、Windchill システムを移行、更新、またはアップグレードする予定がある場合に、Windchill インストールにおけるカスタマイズとコンフィギュレーションの変更を識別するのに役立ちます。
Windchill のインストール時に、Windchill/utilities/SHA1BaseReportsserverbasereport.xml ファイルが生成されます。Windchill のアップグレード中には新しい serverbasereport.xml ファイルが生成されます。serverbasereport.xml ファイルは更新実行中に更新されます。このユーティリティは、修正されたファイルとディレクトリを、Windchill コードベースファイルおよびデフォルトのコンフィギュレーションファイル全体のサーバーベースレポートと比較して、カスタマイズレポートを生成します。インストール、アップグレード、または更新時に、サーバーベースレポート内のプロパティファイル site.xconf および declaration.xconf がアーカイブされます。
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サーバーベースレポートのファイルは修正しないことを強くお勧めします。
カスタマイズ目的で修正されたファイルに関する分類された WindchillSystemCustomizationsReport.xml ファイルの情報を使用して、これらのファイルは wtsafeArea または wtcustom に保存されている既成のファイルとさらに比較され、比較レポートが生成されます。分類の基準を次の図に示します。
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リストを無視するために行われたカスタマイズは、カスタマイズレポートには含まれません。
レポート生成の頻度を 2 週間ごとまたは毎月に設定できます。
レポート情報
以下のレポートが Zip パッケージとして生成されます。これらのレポートは、Zip ファイルのカスタマイズフォルダに、システムカスタマイズレポートとともにあります。
レポート
情報
ファイルタイプ
WindchillSystemCustomizationsReport.xml
Windchill システムに対して行われたすべての修正に関する情報が含まれます (カスタマイズの一部としてのクラスファイルやプロパティファイルなど)。
カテゴリのイメージを参照
WindchillSystemsAPIUsageReport.xml
新規追加されたカスタマイズしたクラスファイルに対して呼び出されるメソッドに関する情報が含まれています。
既成では、ユーティリティは Windchill API、ファイルアクセス、およびデータベースアクセスに関する情報のみを抽出します。java.lang, java .util などのほかのパッケージを含めるには、wt. properties ファイルの次のプロパティ sha1id.directory.process.list を使用します。
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ほかのパッケージを含めると、レポートの生成にかかる時間に影響したり、レポートのサイズが大きくなったりする可能性があります。
jar, class
WindchillSystemsBinaryComparisonReport.xml
追加、修正、または削除されたメソッドまたはフィールドに関する情報が含まれています。
WT_HOME のファイルを wtsafearea または wtcustom ディレクトリのファイルと比較して、修正を識別します。
class
WindchillPropertyComparisonReport.xml
Windchill システムのすべてのプロパティファイルに加えられた変更に関する情報が含まれています。レポートには、カスタマイズの一部として追加、修正、または削除されたすべてのプロパティが示されます。
レポートには、プロパティの元の値と新しい値が含まれます。
properties
WindchillXMLComparisonReport.xml
Windchill xconf ファイルと xml ファイルのすべてに加えられた変更に関する情報が含まれています。レポートには元の値、新しい値、および site.xconf または declaration.xconf に追加された新しいプロパティが含まれます。
Xconf
WindchillDBSchemaComparisonReport.xml
データベース内のテーブルおよび制約に行われた変更に関する情報が含まれます。
DBSchema
WindchillConfigClassifyReport.xml
さまざまなタイプのロードファイルに関する情報が含まれています。
WindchillAttributeUsageReport.xml
モデルテーブルの標準属性として新しく追加されたコラムに関する情報が含まれています。
WindchillIntegrationUsageReport.xml
サードパーティ統合に関する情報が含まれています。
このユーティリティでは、比較レポートとともにログファイルも生成されます。ログファイルを使用して、レポートを PTC に送信する前に、レポートのステータスを確認できます。
プロパティ情報
デフォルトでは、次のディレクトリのカスタマイズレポートが生成されます: Srclib, codebase, tasks, loadfiles, db, WHC and wtcustom。wt.properties の sha1id.directory.process.list プロパティは、カスタマイズレポートを生成するディレクトリを定義します。さらにディレクトリを追加する場合は、sha1id.directory.process.list プロパティにそのディレクトリの名前を追加します。
サンプルレポート
システムのカスタマイズレポート
API 使用状況レポート
バイナリ比較レポート
プロパティ比較レポート
XML 比較レポート
DBSchema 比較レポート
コンフィギュレーション分類レポート
属性使用状況レポート
Integration 使用状況レポート
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