PA エージェントユーティリティ
Performance Advisor (PA) エージェントを使用して、PTC との接続を確立できます。Windchill をホストしているマシンとは異なるマシンに PA エージェントをインストールすることもできます。インストール後、PA エージェントを使用して、Windchill サーバーから生成された診断データを PTC に送り返すことができます。PA エージェントを介してデータを転送するためには、Windchill サーバー側で適切なコンフィギュレーションが設定されていなければなりません。
別のマシンへの PA エージェントのインストール
PA エージェントをインストールするには、次の手順を実行します。
1. Windchill で、 > の順にクリックしてから、「Windchill Performance Advisor」をクリックします。
2. 「Windchill Performance Advisor」ダイアログボックスで、「エージェントを設定」タブをクリックします。
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「エージェントを設定」タブは、Windchill プリファレンス「PA エージェント」の値が「はい」に設定されている場合にのみ使用できます。デフォルトでは、「PA Agent」プリファレンスの値は「いいえ」に設定されています。
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3. 「エージェントをダウンロード」ボタンをクリックします。PA エージェントのインストーラが ZIP ファイル (paagent.zip) としてダウンロードされます。
4. PA エージェントをインストールするマシンに paagent.zip ファイルを転送し、このファイルを解凍します。
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必要なマシンで Windchill を開き、そこで paagent.zip ファイルをダウンロードすることもできます。
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5. config.bat ファイルを実行し、以下を指定します。
◦ 抽出された paagent.zip ファイルの場所と診断データの場所。診断データの場所は、Windchill Performance Advisor ユーティリティの「エージェントを設定」タブで指定されているものと同じでなければなりません。
◦ PTC で認証するための www.support.ptc.com の資格証明。
6. run_paagent.bat ファイルを右クリックし、コンテキストメニューから、「管理者として実行」を選択します。必要なマシンに PA エージェントがインストールされました。
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run_paagent.bat ファイルの実行はローカルプロセスとして行われるので、マシンが再起動した場合、PA エージェントを起動するために BAT ファイルを再実行する必要があります。この問題を回避するため、システムスケジューラに BAT ファイルを追加できます。
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PA エージェントのコマンド
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PA コマンドは Windchill がインストールされているマシンにのみ適用されます。
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PA エージェントユーティリティは、以下の操作を実行するときに使用するコマンドラインユーティリティです。
• PAAgent_Start - Performance Advisor エージェントのプロセスを開始します
• PAAgent_Stop - Performance Advisor エージェントのプロセスを中止します
• PAAgentService_Start - Performance Advisor エージェントのサービスを開始します
• PAAgentService_Stop - Performance Advisor エージェントのサービスを中止します
• PAAgentService_Uninstall - Performance Advisor エージェントをアンインストールします
コマンド
java com.ptc.paa.config.PAAgentUtility PAAgent_Start
RHEL 8 では、Performance Advisor エージェントはデーモンプロセスとして実行されます。したがって、マシンを再起動した場合や Performance Advisor エージェントのアプリケーションターミナルを閉じた場合、Performance Advisor エージェントを開始するには PA エージェントユーティリティを使用します。