Windchill アダプタのログ作成の設定

Windchill では、Apache log4j パッケージを使用してログメッセージを生成します。このパッケージは Windchill にバンドルされています。

ログを管理するには、以下を熟知している必要があります。

• log4j パッケージに関する一般的な情報。

log4j の概要については、以下の URL のホームページを参照してください。

• ログレベルの設定に関する一般的な情報、ログファイルの操作、すべての Windchill 製品のログファイルの表示および電子メール送信。

ログ機能の詳細については、Windchill ログの管理を参照してください。

• Windchill アダプタのログ作成に使用するロガー。

定義済みの Windchill ロガーについては、以下のファイルを参照してください。

<Windchill>/codebase/loggers.html

loggers.html で説明されているように、Windchill アダプタで使用される次のロガーは、ログ作成の設定プロパティの使用を置換します。

ロガー	説明
wt.adapter.attribute	属性値の読み込みや変換に関連する統計など、オブジェクトでの属性の処理に関するメッセージを記録します。
wt.adapter.exception	Windchill アダプタによって取得される例外に関連するスタックトレースを記録します。
wt.adapter.session	Windchill アダプタによる Windchill セッション通信周辺のタスクおよび Webject 呼び出しに関連するメッセージを記録します。
wt.adapter.verbose	具体的な Webject に関係のないアダプタ操作に関する情報を記録します。この情報には、タスクの実行情報、Webject およびタスクの実行時間の情報、ユーザー認証などの情報が含まれます。
wt.adapter.webject	個々の Webject パラメータおよび内部 Webject 操作に関する詳細情報を記録します。
wt.adapter.trace.timing	Webject の呼び出し時に特定の操作がどのくらいの時間をかけて実行されたかに関する統計情報を記録します。このロガーに発行されるほとんどのメッセージでは、ログレベル TRACE が必要です。

これらのロガー名は、ログ作成に使用されていた以前のアダプタプロパティに似ています。プロパティ設定に基づいて発行されるログメッセージは、対応する log4j ロガーに発行されます。これらのロガーはレガシーのログ作成を置換するので、各ロガーは必然的にオンかオフのいずれかになります。

デフォルトでは、エラーログ作成のみが有効です。

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