リリーストグル
適切なリリーストグルを設定すると、サービスパブリッシングを使用して、サービス構造の製品表現を異なるバージョンの Arbortext Content Delivery に公開できます。
リリーストグルは、Windchill Service Information Manager リリースでサポートされる Arbortext Content Delivery のバージョンに応じて、バンドル機能の表示を制御するメカニズムです。リリーストグルの値の互換性の詳細については、PTC テクニカルサポートのウェブページにある「PTC Service and Parts Information Solution Compatibility」を参照してください。
特定の Windchill Service Information Manager リリースでサポートされる Arbortext Content Delivery リリースのバージョンに応じて、publishing.wt.properties.xconf ファイルの com.ptc.arbortext.windchill.publisher.toggle.release プロパティを使用して、リリーストグルの値を設定できます。publishing.wt.properties.xconf ファイルは <Windchill>\codebase\com\ptc\arbortext\windchill\publisher\xconf にあります。Windchill Service Information Manager リリースに対するリリーストグルのデフォルト値は PTC によって提供されています。
たとえば、Windchill リリース 11.1 F000 で導入されたチェックサムフィーチャーは、デフォルトでは Arbortext Content Delivery 7.1 でサポートされます。チェックサム機能をサポートしていない Arbortext Content Delivery 6.5 にサービス構造の製品表現を公開するには、リリーストグルの値を InS6.5 に設定します。リリーストグルを InS6.5 に設定すると、バンドルパブリッシングプロセス中にチェックサムフィーチャーが除外されます。
Windchill サーバーの「パブリッシングのリリース切り替え」プリファレンスを使用して、コンテキストの構造をほかのバージョンの Arbortext Content Delivery にパブリッシングすることもできます。「ユーティリティ」 > 「ビジネス管理」 > 「プリファレンス管理」 > 「Service Information Manager」 > 「パブリッシングのリリース切り替え」に移動して、リリーストグルの値を指定します。指定しない場合、リリーストグルの値はデフォルト値 com.ptc.arbortext.windchill.publisher.toggle.release になります。
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このプリファレンスを管理できるのは、コンテキストの管理者のみです。
次の表に、Windchill Service Information Manager で使用できるリリーストグルに関する情報を示します。
名前
追加された Arbortext Content Delivery リリース
説明
USECHECKSUM
7.1
バンドル成果物の SIM.lastUpdated 属性と SIM.lastUpdatedMeta 属性がチェックサム属性に置き換えられます。チェックサム属性に変更があると、差分のみパブリッシングロジックがオブジェクトを修正済みオブジェクトとして処理します。このトグルを true に設定すると、SIM.lastUpdatedSIM.lastUpdatedSrc、および SIM.lastUpdateMeta 属性はパブリッシングされません。
INCLUDE_DEFAULT_CLASSIFICATION
6.4
すべての分類属性をデフォルト値または入力値とともに referencedParts.xml に含めます。
USE_APEX_SERVICE_EFFECTIVITY
6.4
サービスエフェクティビティを APEX フォーマットでパブリッシングします。
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