CSV ファイルを使用したセキュリティラベルを含むオブジェクトの読み込み
CSV ファイルを使用して、セキュリティラベルが設定されたデータを読み込むには、オブジェクトの securityLabels 属性を文字列として追加します。その際、セキュリティラベルの名前と値をスラッシュ (/) で区切って指定します。名前と値は、セキュリティラベルのコンフィギュレーションファイルで指定されているものと同じです。余分なスペースを入れずに等号 (=) で区切ってください。CSV ファイルを XML に変換すると、XML ファイルには csvsecurityLabels 要素が追加されます。その値は、CSV ファイルで指定した文字列と同じです。この要素の位置は、オブジェクトタイプの DTD 定義によって異なります。DTD 定義は <Windchill>/codebase/registry/ixb/dtds/standardX20.dtd ディレクトリにあります。<Windchill>Windchill がインストールされている場所です。
たとえば、複数のセキュリティラベルが設定されたドキュメントの場合、CSV ファイルは以下のような形式になります。
Document,,ImportDoc1,Imported Document,48124,Document,descriptive text,DESIGN,/Default/Folder1,,,Basic,,,ApplicationData,EGadWork.xls,,,A,1,CORPORATE_PROPRIETARY=PRV/EXPORT_CONTROL=DNE/THIRD_PARTY_PROPRIETARY=CompanyA
CSV2XML ユーティリティを使用して、ロード用に CSV ファイルを XML に変換します。これにより、以下のような XML ファイルが作成されます。CSV2XML ユーティリティについて詳しくは、CSV2XML ユーティリティについてを参照してください。
<?xml version="1.0" ?><!DOCTYPE NmLoader SYSTEM "standardX20.dtd">
<NmLoader>
<csvDocument handler="wt.doc.LoadDoc.createGeneral" >
<csvuser></csvuser>
<csvname>ImportDoc1</csvname>
<csvtitle>Imported Document</csvtitle>
<csvnumber>48124</csvnumber>
<csvtype>Document</csvtype>
<csvdescription>descriptive text</csvdescription>
<csvdepartment>DESIGN</csvdepartment>
<csvsaveIn>/Default/Folder1</csvsaveIn>
<csvteamTemplate></csvteamTemplate>
<csvdomain></csvdomain>
<csvlifecycletemplate>Basic</csvlifecycletemplate>
<csvlifecyclestate></csvlifecyclestate>
<csvtypedef></csvtypedef>
<csvprimarycontenttype>ApplicationData</csvprimarycontenttype>
<csvpath>EGadWork.xls</csvpath>
<csvformat></csvformat>
<csvcontdesc></csvcontdesc>
<csvversion>A</csvversion>
<csviteration>1</csviteration>
<csvsecurityLabels>CORPORATE_PROPRIETARY=PRV/EXPORT_CONTROL=DNE/THIRD_PARTY_PROPRIETARY=CompanyA</csvsecurityLabels>
</csvDocument>
</NmLoader>
XML ロードファイルを作成した後、windchill シェルで以下のコマンドを実行します。
windchill wt.load.LoadFromFile -d Load File Location -u username -p password -CONT_PATH \"/Context Type=Context Name\"
Load File Location はロードファイルが保存されている場所、username は自分のユーザー名、password は自分のパスワードです。Context Type には、オブジェクトをロードするコンテキストのタイプを指定します。Context Name は、オブジェクトをロードするコンテキストの名前です。アプリケーションコンテキストにロードするオブジェクトでは、組織コンテキストとアプリケーションコンテキストの両方をスラッシュ (/) で区切って指定する必要があります。
たとえば、ファイルを Golf Cart 製品に読み込むには、以下のコマンドを実行します。
windchill wt.load.LoadFromFile -d D:/LoadObjects/csvloadfile.xml -u bfa -p bfa -CONT_PATH \"/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.pdmlink.PDMLinkProduct=Golf Cart\"
CSV ファイルを使用してデータを読み込む方法、および CSV2XML ユーティリティの使用方法については、CSV2XML ユーティリティについてを参照してください。
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