ユーザーが製品、プロジェクト、ライブラリ、またはプログラムを作成できるようにするには、そのユーザーを組織の製品、ライブラリ、またはプログラム作成者グループに追加する必要があります。作成者グループに追加できるのは、組織のメンバーだけです。さらに、組織のメンバーである組織管理者およびサイト管理者は、製品、ライブラリ、プロジェクト、またはプログラムを作成できます。組織のメンバーでない場合、組織内のプロジェクトを作成するにはプロジェクト作成者グループのメンバー、プログラムを作成するにはプログラム作成者グループのメンバー、製品を作成するには製品作成者グループのメンバー、ライブラリを作成するにはライブラリ作成者グループのメンバーである必要があります。

Windchill ProjectLink では、デフォルトで、組織のすべてのメンバーがプロジェクトの作成と作成したプロジェクトの管理を行うことができます。ただし、メンバーがプロジェクト作成者グループに自動的に追加されず、プロジェクトを作成する権限が与えられないように組織が設定されている場合は、プロジェクト作成者グループにメンバーを手動で追加する必要があります。組織メンバーがプログラムを作成できるようにするには、組織メンバーをプログラム作成者グループに手動で追加する必要があります。プロジェクトがあまり公式なアプリケーションコンテキスト (製品、プロジェクト、ライブラリ、およびプログラム) でないと考えられる場合には、一般的に、すべてのユーザーにプロジェクトの作成および管理を許可します。

メンバーで製品、ライブラリ、プロジェクト、プログラム、および共有チームを作成する場合や、アクセスポリシーを定義する場合に、ユーザー定義のグループを組織レベルで作成できます。たとえば、ある組織が組織内のメンバーシップで機能チームごとにユーザー定義のグループを定義するとします。その組織では、販売およびマーケティンググループ、エンジニアリンググループ、広報グループ、および品質管理グループを定義すると仮定します。これにより、製品チームやプロジェクトチームにメンバーをそれぞれ追加するのではなく、これらのユーザー定義のグループをメンバーとして追加できます。さらに、ユーザー定義のグループを更新すると、そのユーザー定義のグループを参照しているすべてのチームが更新されます。各製品またはプロジェクトマネージャがそのチームのメンバーシップを更新する必要はありません。

チームメンバーシップの更新の詳細については、コンテキストチームの定義を参照してください。

共有チムを使用すると、多くのアプリケーションコンテキストで役割のコレクションおよび関連付けられた参加者 (共有チーム) を使用できるので、ユーザーの管理が最小化されます。共有チームへの変更は、共有チームが使用されているコンテキスト内にただちに反映されます。デフォルトでは、サイト管理者は任意の組織コンテキストで共有チームを作成でき、組織管理者は自分の組織コンテキストで共有チームを作成できます。さらに、「作成者」ページで、ユーザーを共有チーム作成者グループに追加して、共有チームを作成できるユーザーを制御できます。このグループに追加されたユーザーは、組織の「チーム」ページから共有チームを作成できます。

共有チームの作成と管理の詳細については、共有チームについてを参照してください。

組織は、システム役割リソースバンドルの定義に従って、サイトで定義されている役割を継承します。RoleRB.rbInfo ファイルの役割はすべて、組織の「役割」ページに表示されます。組織管理者は、組織で使用しない役割を明示的に非表示にできます。

詳細については、組織コンテキストの作成を参照してください。