ロジックエレメントの評価方法について
コンフィギュレーション可能製品構造を設計して実装する際には、システムがロジックエレメントをどのように評価するかを理解しておくと役立ちます。このセクションでは、評価プロセスについて概要を説明します。システムによって使用されるロジックエレメントは、制約とパラメータという、2 つの基本カテゴリに分類されます。システムは、次の手順に従って、個々の製品構造のロジックエレメントを処理します。
1. 製品構造のパラメータと制約が、構造のコンフィギュレーション可能モジュールからシステムに読み込まれます。
2. 「設定」ウィンドウの「パラメータを設定」ページでユーザーに表示する必要がある入力パラメータが特定されます。デフォルトでは、最上位のコンフィギュレーション可能モジュールのすべての入力パラメータが最初に処理されます。
a. 最上位のコンフィギュレーション可能モジュールに 1 つ以上の改ページが定義されている場合、このコンフィギュレーション可能モジュールの最初のページの入力パラメータだけが処理されます。
b. 最上位のコンフィギュレーション可能モジュールに入力パラメータが含まれていない場合、製品構造のロジックを調べて別のコンフィギュレーション可能モジュールが自動的に選択され、その入力パラメータが処理されます。ただし、選択したコンフィギュレーション可能モジュールに改ページが定義されている場合、最初のページの入力パラメータだけが処理されます。
c. 子の解決が定義されている場合、識別された子コンフィギュレーション可能モジュールの入力パラメータが処理されます。子コンフィギュレーション可能モジュールの入力パラメータの処理では、子コンフィギュレーション可能モジュールに定義されている子の解決や改ページも考慮されます。
3. 識別された入力パラメータに適用可能なすべての制約が適用され、これによって各入力パラメータに許容される値が減ったりなくなったりする可能性があります。
たとえば、有効な値が 1、2、3、4、5 であるパラメータと、同じパラメータに値 1、2、3、4 のみを許可するケーステーブルがある場合、このパラメータの許容値のリストには 1、2、3、4 だけが含まれます。
4. 識別された入力パラメータが「設定」ウィンドウの「パラメータを設定」ページに表示されます。このページには以下も含まれます。
パラメータに関連するイメージ
定義済みのページタイトル
現在のページに関連するイメージ
現在のページに関連するカスタムヘルプページ
5. 「次へ」を選択すると、現在のページのすべての値が処理されます。
* 
入力パラメータはパラメータごとにではなくページごとに処理されるので、特定の入力ページでのパラメータの順序は関係ありません。このため、入力ページには、入力を提供するユーザーが明確に理解できる順序でパラメータを配置する必要があります。
6. ユーザーが入力または選択した値に基づいて、適用できない入力パラメータの 1 つ以上のページが自動的にスキップされる場合があります。
たとえば、P1 と P2 の 2 つのパラメータが含まれ、ページ 1 に P1 が表示され、ページ 2 に P2 が表示されるように、P1 と P2 の間に改ページがある、コンフィギュレーション可能モジュールの製品構造について考えてみます。P1=5 の場合は P2 が必ず 3 になるケーステーブルも定義され、P2 の UI プロパティ (hide when driven)true に設定されているとします。P1 として 5 を選択した場合、P2 の値は自動的に 3 に設定され、その値が駆動 (設定) されている場合にはこのパラメータをスキップ (非表示に) するようにシステムは指示されているので、ページ 2 (P2) はスキップされます。
7. 必要なすべての入力パラメータの値が識別された後、バリエーションソリューションページに進む前に、「入力内容をレビュー」ページで入力をレビューできます。
これは役に立ちましたか?