ユースケース 4: ローカルコンテキストとグローバルコンテキストでの対応親子関係のステータス
ローカルコンテキストとグローバルコンテキストで、対応親子関係リンクのステータスを比較できます。ローカルコンテキストでは、対応親子関係リンクのステータスが BOM トランスフォーマの反対側にある親子関係と比較されます。ローカルコンテキストで対応親子関係リンクのステータスを比較する場合、プロパティを追加する必要はありません。
グローバルコンテキストでは、対応親子関係リンクのステータスが、BOM トランスフォーマの反対側に存在する親子関係および同じ対応コンテキスト内のほかの構造に存在する別の対応親子関係と比較されます。
グローバルコンテキストで対応親子関係リンクのステータスを比較する場合、プロパティ com.ptc.windchill.associativity.consumption.doAnalysisInOpenedContext を追加してその値を false に設定する必要があります。このプロパティは、/Windchill/codebase/com/ptc/core/foundation/associativity/xconfs にあるファイル associativity.properties.xconf に追加する必要があります。プロパティを <Property name="com.ptc.windchill.associativity.consumption.doAnalysisInOpenedContext" default="false"/> というフォーマットで追加し、変更を適用します。
 |
プロパティ com.ptc.windchill.associativity.consumption.doAnalysisInOpenedContext は、値が true に設定された状態では非表示になります。
|
BOM トランスフォーマに以下の構造が存在するとします。
上流ビューの Part C1 (Design) と下流ビューの Part C1 (Manufacturing) の間に対応リンクが存在します。
上流ビューの Part C2 (Design) と下流ビューの Part C2 (Manufacturing) の間に対応リンクが存在します。
|
|
Part C2 (Design) はほかの構造でも消費されます。これらの構造の 1 つがイメージに示されています。
|
ローカルコンテキストでは、Part C2 (Design) および Part C2 (Manufacturing) の対応親子関係のステータスとして 
が表示されます。これは、対応親子関係が完全に消費されていることを示しています。この場合、対応親子関係リンクのステータスが BOM トランスフォーマの反対側にある親子関係と比較されます。
が表示されます。これは、対応親子関係が完全に消費されていることを示しています。この場合、対応親子関係リンクのステータスが BOM トランスフォーマの反対側にある親子関係と比較されます。グローバルコンテキストでは、Part C2 (Design) の対応親子関係のステータスとして 
が表示されます。これは、対応親子関係リンクが存在しているが対応親子関係が見つからないことを示しています。これは、BOM トランスフォーマで現在開いている構造の外に Part C2 (Design) の対応親子関係が存在するためです。この場合、対応親子関係リンクのステータスが、BOM トランスフォーマの反対側に存在する親子関係および同じ対応コンテキスト内のほかの構造に存在する対応親子関係と比較されます。Part C2 (Manufacturing) の対応親子関係のステータスとして 
が表示されます。これは、対応親子関係が過剰消費であることを示しています。
が表示されます。これは、対応親子関係リンクが存在しているが対応親子関係が見つからないことを示しています。これは、BOM トランスフォーマで現在開いている構造の外に Part C2 (Design) の対応親子関係が存在するためです。この場合、対応親子関係リンクのステータスが、BOM トランスフォーマの反対側に存在する親子関係および同じ対応コンテキスト内のほかの構造に存在する対応親子関係と比較されます。Part C2 (Manufacturing) の対応親子関係のステータスとして が表示されます。これは、対応親子関係が過剰消費であることを示しています。