基本ライフサイクルとアドバンスライフサイクル
Windchill では 2 つのタイプのライフサイクルがサポートされています。
基本
基本ライフサイクルはコンテキストチームを使用するように設計されています。基本ライフサイクルには、ワークフロープロセス定義は含まれませんが、変更管理、ルーティング、またはプロモーションプロセスではワークフロープロセス定義が必要です。
基本ライフサイクルを待つオブジェクトを作成してチームテンプレートを選択するとき、チームの選択は無効です。基本ライフサイクルでは、チームやワークフローを利用できないからです。
アドバンス
アドバンスタイプのライフサイクルでは、このオブジェクトタイプの各インスタンスに別個のチームを割り当てることができます。ライフサイクル状態内にワークフロープロセス定義を含めることで、オブジェクトタイプの成熟過程を管理することもできます。
このタイプのライフサイクルは、企業特有の業務プロセスを必要とするオブジェクトと特別なアクセス制御要件の管理、またはこれらのオブジェクトタイプをより柔軟に管理するために使用します。
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パフォーマンスとスケーラビリティを向上させるため、基本ライフサイクルを使用するようにしてください。
特定のコンテキストには、オブジェクトに関連する基本ライフサイクルとアドバンスライフサイクルが共存している可能性があります。アドバンスライフサイクルをオブジェクトに関連付ける理想的なタイミングは、Windchill ProjectLink でオブジェクトをルーティングするときなど、アドバンスライフサイクルが必要となったときだけです。
ライフサイクルの機能
基本
アドバンス
次のようなライフサイクルプロパティを設定:
名前
テンプレートが保管されるアクセス可能な場所。
そのライフサイクルが適用されるオブジェクトクラス。
オブジェクトの状態を表すライフサイクルフェーズ。
あるライフサイクルフェーズから別のフェーズにオブジェクトがどのように移行するかを定義した遷移規則。
ライフサイクルをルーティングに使用できるようにするためのオプション。
このオプションがオンになっている場合、パッケージに対して Windchill ProjectLink コンテキストから使用可能な「ルート」操作にライフサイクルを含めることができます。
各ライフサイクルフェーズに役割を設定し、これらの役割に参加者をマッピングする機能。
定義済みの役割にアクセス制御許可を設定する機能。これらの規則はプライマリビジネスオブジェクトに適用されます。
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ライフサイクルアクセス規則はライフサイクルフェーズの間だけ適用されます。オブジェクトが別のフェーズに移行すると、これらのアクセス許可は変わります。
ワークフロープロセスをライフサイクルのフェーズまたはゲートに関連付ける機能。
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