Windchill ビジネスオブジェクトを表示するため Windchill クライアントアーキテクチャツリーを実装します。

ツリーの形式で作成された階層データを表示するには、ツリービューを使用します。すなわち、ツリーは階層のビジュアリゼーションです。ツリー構造には、親ノードと子ノードが存在します。階層レベルは、ツリーノードの左側にインデントを使用して表示します。

Windchill クライアントアーキテクチャツリーを実装することは、Windchill クライアントアーキテクチャテーブルを実装することと同じです。ツリーでは、サービスメソッドや QuerySpec を指定する代わりに、TreeHandler を指定して、コンテンツを入力します。

以下に、Windchill クライアントアーキテクチャテーブルに基づいた Windchill クライアントアーキテクチャツリーのいくつかの主要な機能を示します。

展開/折りたたみ機能は、ツリーの階層を移動するために使用します。展開したツリーは 1 つのセッション内で維持され、セッション間でデフォルトに戻ります。ツリーは、以下の 2 つの方法で展開または折りたたむことができます。

選択用のラジオボタンまたはチェックボックスと組み合わせて使用する場合、選択したノードは最後のレベルまで展開されます。ノードをチェックせずに展開または折りたたむと、すべてのノードが最後のレベルまで展開されます。

ツリーが複数のページにわたると、ツリーのページングは適切でなく、構造は必要なくなります。大きなデータを表示する場合は、列ヘッダを静的な状態で維持したままツリーをスクロールできるようにします。

ツリーコンポーネントはテーブルコンポーネントに設定されている結果の上限を考慮します。しかし、親ノードが除去されるとユーザーは構造を把握できなくなるので、次 - 前のリンクは提供されません。結果の上限に達すると、すべてのデータをロードするかロードを停止するかが尋ねられます。結果の上限を超えてデータをロードする場合、ツリーの拡張ステートに基づいて、すべての可能なノードが表示されます。すべてのデータはロードしない場合、結果の上限の数のノードが表示されます。

ツリーの列の並べ替えはテーブルの場合と同じですが、ツリーの構造をそのまま維持する必要があるので、並べ替えがレベルごとに行われる点が異なります。たとえば、フォルダツリーで名前をアルファベット順に並べ替える場合、最初のレベルのフォルダはグループとして並べ替えられ、次に個々のフォルダのオブジェクトがグループとして並べ替えられます。