基本的なカスタマイズ > ユーザーインタフェースのカスタマイズ > マスターリンク > コンフィギュレーション可能リビジョンリンク
コンフィギュレーション可能リビジョンリンク
コンフィギュレーション可能リビジョンリンクは、リビジョンとリビジョンの関係です。コンフィギュレーション可能リビジョンリンクを作成すると、そのリンクに定義されているソフト属性を初期化できます。
各属性に設定可能なデフォルト値の設定は、XML コンフィギュレーションファイルを通じて行います。IBA 属性の読み取りには IBA フレームワーク API が使用されるため、名前は IBA 属性の属性名である必要があります。
value1 は属性の値を指定する必須属性です。value2 属性はオプションで、追加の値を渡す場合は必須です (例: 浮動小数点の精度など)。XML ファイルが設定されていない場合、操作は実行されません。
IBA 属性の設定が可能なタイプは ConfigurableRevisionLink です。
イベント
IBA 属性の値を設定/リセットするために設定されているイベント。値を持つそれぞれのタグは以下のとおりです。
イベント
タグ
コンフィギュレーション可能リビジョンリンクの作成。値がまだ設定されていない場合のみ、値を設定できます。
onCreation
転送されたコンフィギュレーション可能リビジョンリンクを役割 A のリビジョンにコピーします。
onReviseOfRoleA
転送されたコンフィギュレーション可能リビジョンリンクを役割 B のリビジョンにコピーします。このオプションを使用できるのは、プリファレンスが「真」に設定されている場合のみです。
onReviseOfRoleB
サポートされている IBA 属性タイプ
標準 IBA とグローバル IBA の両方でサポートされている IBA 属性タイプと値のフォーマット。
タイプ
コンテキスト
値のサンプル
文字列
標準およびグローバル IBA
value= "StringValue"
整数
標準およびグローバル IBA
value= "IntegerValue"
実数
標準およびグローバル IBA
value= "RealValue|Precision"
単位を持つ実数
標準およびグローバル IBA
value="RealValue|Precision|Units"
ブール
標準およびグローバル IBA
value= "BooleanValue"
日付/時刻
標準およびグローバル IBA
value= "YYYY-MM-DD HH:MM:SS.S" (GMT)
URL
グローバル IBA
value= "hyperlink|label"
* 
属性に複数の部品がある場合 (例: 精度付きの実数)、部品を '|' で区切る必要があります。
委任で属性を設定できるのは、その属性の値が 1 つである場合です。複数の値を持つ複数値指定属性では、委任では属性の値を設定できません。
属性の値は親タイプに対して定義でき、継承によってソフトタイプに適用されます。
デフォルト値の定義および読み込み
1. デフォルト値の定義を含むプロパティは以下のとおりです。wt.configurablelink.DefaultValues=$(wt.home)$(dir.sep)codebase$(dir.sep)wt$(dir.sep)configurablelink$(dir.sep)DefaultValuesForConfigLink.xml
2. DefaultValuesForConfigLink.xml ファイルに変更を加えた場合、以下のいずれかを行う必要があります。
a. メソッドサーバーの再起動
b. wt.configurablelink.ConfigurableLinkUtils ユーティリティを実行し、属性のデフォルト値を読み込みます。
コンフィギュレーションファイルの例
以下に、作成時に設定する IBA 属性のデフォルト値を指定する XML ファイルのサンプルを示します。
場所: <Windchill>\codebase\wt\configurablelink\DefaultValuesForConfigLink.xml
<type name="WCTYPE|wt.configurablelink.ConfigurableRevisionLink">
<attribute name="std_real_1">
<onCreation value="20|2" />
<onReviseOfRoleA value="20|2" />
<onReviseOfRoleB value="50|2" />
</attribute>
<attribute name="std_real_u1">
<onCreation value="20|1|kg/s**3" />
<onReviseOfRoleA value="40|2|kg/s**3" />
<onReviseOfRoleB value="50|2|kg/s**3" />
</attribute>
<attribute name="std_bool_1">
<onCreation value="true" />
<onReviseOfRoleA value="false" />
<onReviseOfRoleB value="false" />
</attribute>
<attribute name="std_str_1">
<onCreation value="StringND"/>
<onReviseOfRoleA value="StringRoleA"/>
<onReviseOfRoleB value="StringRoleB"/>
</attribute>
<attribute name="std_url_1">
<onCreation value="http://www.ptc.com|PTC"/>
<onReviseOfRoleA value="http://www.ptc.com|PTC"/>
<onReviseOfRoleB value="http://www.ptc.com|PTC"/>
</attribute>
<attribute name="std_ts_1">
<onCreation value="2001-01-30 12:12:12.128"/>
<onReviseOfRoleA value="2001-01-30 12:12:12.128"/>
<onReviseOfRoleB value="2001-01-30 12:12:12.128"/>
</attribute>
<attribute name="std_int_1">
<onCreation value="2"/>
<onReviseOfRoleA value="2"/>
<onReviseOfRoleB value="2"/>
</attribute>
</type>
</defaultValuesForattributes>
これは役に立ちましたか?