概要
単純属性パネルと高度属性パネルはどちらも Java ビルダークラスを使って作成できます。単純属性パネルは、特定の限られた条件下では、JSP タグだけを使って作成することもできます。ビルダークラスを使って TypeManaged オブジェクトのパネルを作成するときは、パネルの内容と設定を「タイプおよび属性の管理」ユーティリティのレイアウトで定義し、それをビルダークラスで取得できます。別の方法として、パネルの内容と設定をビルダー自体で定義することもできます。お勧めの方法を次に挙げます。
可能な場合は常に、Java ビルダーによって作成したレイアウトベースのパネルを使用します。これには次のような利点があります。
カスタマイズが容易である
UI で簡単に設定できる
再利用の可能性が高まる
一貫性の高い製品になる
次のような場合は、Java ビルダーによって作成した非レイアウトベースのパネルを使用します。
表示するオブジェクトタイプが TypeManaged ではない、または
タイプは TypeManaged であるが、すべての関連スクリーンタイプにすでにレイアウトが定義されていて、それがどれも目的にかなっていない
JSP タグベースのパネルは、次の場合にのみ使用します。
作成するパネルが単純属性パネルであり、かつ
複雑なコンフィギュレーションを必要としない少数の属性を表示するだけであり、かつ
ビルダークラスを作成する手間をかけたくない場合
一般的な共通操作向けに、いくつかのレイアウトベースの高度属性パネルで利用する既成のビルダーが用意されています。その操作は次のとおりです。
操作名
操作オブジェクトタイプ
コンポーネントビルダー ID
説明
visualizationAndAttributes
オブジェクト
ComponentId.VIS_AND_ATTRIBUTES
情報ページで「Visualization と属性」パネルを表示するときに使用
primaryAttrbutes
オブジェクト
ComponentId.PRIMARY_ATTRIBUTES
ビジュアリゼーションコンポーネントを持たないオブジェクトタイプの情報ページで「属性」パネルを表示するときに使用
attributes
オブジェクト
ComponentId.ATTRIBUTES_ID
情報ページで「その他の属性」パネルを表示するときに使用
これらのパネルを表示するには、URL で適切なコンポーネントビルダー ID を指定するか、ページでパネルの生成に使用する操作を指定するだけです。Java コードや JSP を記述する必要はありません。オブジェクト作成および編集ウィザードで使うレイアウトベースの「属性」パネルで使用する既成のビルダーも用意されています。パネルはウィザードに共通のステップ操作を使って表示できます。
異なるレイアウトでパネルを表示したり、手動で設定したパネルを作成したりするには、既存の Java ビルダークラスを継承します。
次に示す意思決定図は、どのビルダーをパネルに使うのかを決める方法について一般的な指針になります。このドキュメントでそのビルダーについて説明しているセクションも示されています。
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