PLCS データ交換
PLCS の用語
DEX (データ交換仕様)
データ交換仕様 (DEX) は、ISO 10303-239 PLCS 情報モデルのサブセットです。DEX は特定のアクティビティのデータ交換をサポートし、データ交換において選択したエンティティと外部参照データを使用および結合する方法の手引きと規則を提供します。DEX にはそれぞれ完全な EXPRESS スキーマがあります。これは ISO 10303-239 スキーマのサブセットと派生 XML スキーマです。いずれもデータ交換ファイルの定義および検証に使用できます。OASIS PLCS TC によって定義および管理される DEX を、"Business DEX" ではなく "PLCS DEX" と呼びます。
参照データ
参照データは、多くのユーザーに共通のクラスまたは個人に関する情報を表すデータです。参照データは、PLCS 情報モデルをビジネス固有セマンティクスで拡張する、カスタマイズ可能な構造化ボキャブラリを提供します。
機能
機能は、EXPRESS エンティティを使用して特定のコンセプト (具体的な "機能" や "権限") を表す方法を記述したものです。特定のコンセプトを表すために使用するエンティティ、エンティティの関連付け方法、使用する参照データに関する手引きと規則のほか、一般的な説明を提供します。機能内では一連のテンプレートが文書化され、特定のコンセプトを表すためにインスタンス化されているエンティティの正確な仕様が提供されます。
テンプレート
テンプレートとは、インスタンス化される ISO 10303-239 PLCS エンティティおよび属性の正確な仕様です。また、権限において文書化されている機能を提供するコンセプトを表すために、どの参照データを使用するかも指定されます。OASIS PLCS TC によって定義および管理されるテンプレートを、"ビジネステンプレート" ではなく "PLCS テンプレート" と呼びます。
テンプレートは、PLCS 情報モデルを使用して共通のビジネスコンセプトを表す方法を記述し指定します。テンプレートは異なる DEX 間で最大限に再使用できるように詳細なレベルで定義されているため、PLCS 情報モデルを一貫して使用できます。たとえば、テンプレート representing_organization は組織を表すために使用し、必要な場合にいつでも再使用できます。
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