承諾ステータス
免除承諾のその他の属性に加え、免除承諾が保留中、アクティブ、期限切れ、優先あり、またはアクティブでない状態のいずれであるのかを示す承諾ステータス属性があります。このステータスは、ライフサイクル状態とは別のものです。ライフサイクル状態は、免除承諾の承認の進行状況を示します。承諾ステータスは、ライフサイクル状態、バージョン、開始時間、終了時間、現在の時間を考慮に入れた上で、その免除承諾が効力を持っているのかどうかを示します。可能なステータスを以下の表に示します。
ステータス
説明
アクティブ
免除承諾は、承認されたライフサイクル状態における最新バージョンで、現在の時間が開始時間と終了時間の間にあります。
後継あり
免除承諾は承認されていて、期限切れではありません。ただし、免除承諾の新しいバージョンが存在し、この新しいバージョンのステータスが「アクティブ」または「期限切れ」のいずれかです。
保留中
免除承諾は承認されたライフサイクル状態にあり、ステータスが「アクティブ」または「期限切れ」である新しいバージョンの免除承諾はありません。ただし、開始時間になっていません。開始時間になったときに、新しいバージョンの免除承諾で変更 (たとえば、新しいバージョンの免除承諾が承認されたライフサイクル状態に移行したり、アクティブになるなど) がない場合は、免除承諾がアクティブになります。
期限切れ
免除承諾は承認されたライフサイクル状態にありますが、終了時間を過ぎています。
アクティブでない
この免除承諾が、(ライフサイクル状態に関係なく) 最新でない作業版数であるか、作業コピーであるか、承認されたライフサイクル状態でないかのいずれかです。
承諾の情報ページと「承諾フォルダのコンテンツ」テーブルで、「承諾ステータス」を確認できます。
ステータスが「アクティブ」である承認された最新のリビジョンの免除承諾だけが、承認されたオブジェクトにアクセスできます。たとえば、承諾ライフサイクルテンプレートが使用されている免除承諾を 5 回改訂し、次のような状態になっているとします。
リビジョン A は承認されたライフサイクル状態にありません。そのステータスは「アクティブでない」です。
リビジョン B は承認されたライフサイクル状態にありますが、終了日を過ぎています。そのステータスは「期限切れ」です。
リビジョン C は承認されたライフサイクル状態にあり、開始日を過ぎていますが、終了日は過ぎていません。開始日を過ぎていて、承認されたライフサイクル状態にある新しいバージョンの免除承諾がほかにあるため、ステータスは「後継あり」になります。
リビジョン D は承認されたライフサイクル状態にあり、開始日を過ぎていますが、終了日は過ぎていません。開始日を過ぎていて、承認されたライフサイクル状態にある最新のバージョンであるため、ステータスは「アクティブ」になります。
リビジョン E は承認されたライフサイクル状態にありますが、開始日になっていません。そのステータスは「保留中」です。
リビジョン D が終了日を過ぎてもリビジョン E が開始日になっていない場合、免除承諾はすべてのオブジェクトへのアクセス許可を中止します。現在の日付がリビジョン C の開始日と終了日の間である場合でも、リビジョン C はその開始日を過ぎた最新バージョンではなくなっているので、リビジョン C が終了日を過ぎるまでリビジョン C のステータスは「後継あり」になります。リビジョン C はその終了日が過ぎると、ステータスが「期限切れ」に変わります。リビジョン E はその開始日になると、ステータスが「アクティブ」に変わります。
免除承諾が「アクティブ」でない場合、その免除承諾の承認された参加者は、承認されたオブジェクトへのアクセスを許可されません。承認された参加者の 1 人が承認されたオブジェクトをチェックアウトしている場合、その参加者にはそのオブジェクトのセキュリティラベル要件が適用されるため、オブジェクトをチェックインすることができません。同様に、免除承諾からユーザーが除去された場合、除去されたユーザーは現在チェックアウトしているオブジェクトをチェックインできません。オブジェクトをチェックインするには、次のいずれかの操作を行う必要があります。
免除承諾の期間を延長する。
新しい免除承諾を作成する。
管理者がオブジェクトのチェックアウトを解除する。
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「承諾ステータス」は、認証オブジェクトの「認証ステータス」と同じではありません。関連付けられたすべてのオブジェクトの「認証ステータス」「アクティブでない」場合でも、免除承諾の「承諾ステータス」「アクティブ」の可能性があります。
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