ワークスペースでの PTC Mathcad と Creo Parametric の相互運用性
解析ツールを使用して、PTC Mathcad と Creo Parametric の相互運用性を確保します。
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Creo Parametric、PTC Mathcad、Windchill 間の相互運用性を確保するには、Creo Parametric セッションと PTC Mathcad/Windchill Workgroup Manager セッションで、同じプライマリアクティブワークスペースが、Windchill サーバーにプライマリとして登録されている必要があります。
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「解析」ダイアログボックスには、3 つの主な領域があります。
• 一番上の「名前」枠では、接続先のワークシートを指定します。
• 中央の「結果パラメータ」枠では、Creo Parametric の寸法とパラメータを PTC Mathcad ワークシートの割当変数にマッピングします。
• 一番下では、PTC Mathcad ワークシートから結果値を抽出して、それを Creo Parametric に PTC Mathcad 解析フィーチャー (下記参照) として戻します。
メニューバーから「PTC Mathcad 解析」を選択すると、「PTC Mathcad 解析」ダイアログボックスが開きます。この操作を実行すると、非グラフィックモードの PTC Mathcad プロセスも開始します。
「PTC Mathcad 解析」ダイアログボックスには、いくつかのコンポーネントがあります。
• 「自動マッピング」チェックボックス - このチェックボックスのデフォルトのオプションは、config.pro ファイルで設定されています。
• 「ファイルをロード」- ディスクから目的の PTC Mathcad ワークシートを選択するのに使用します。選択すると、PTC Mathcad アプリケーションアイコンがアプリケーションバーに表示されます。
• 同じ名前のパラメータ値が、「PTC Mathcad 解析」ウィンドウのワークシートから対応する割当変数に自動的にマッピングされます。「パラメータを追加」または「寸法追加」ボタンを選択すると、「パラメータ選択」ダイアログボックスが開き、追加パラメータを選択できます。次の変数選択ダイアログボックスでは、マッピング先の PTC Mathcad 変数を選択できます。パラメータ (または寸法) と変数の単位は大文字小文字を一致させる必要があります (Inch と Inch、mm と mm など)。単位が異なる場合はマッピングできません。
• 「出力」ボタンを選択すると、PTC Mathcad ワークシートのすべてのタグ付き結果変数リストが表示されます。表示された変数は、どれでもすべて選択できます。
• 「計算」ボタンは、Creo Parametric からの入力データに基づいて、PTC Mathcad の結果変数の値を再計算するのに使用します。結果は「出力」ウィンドウにリストされます。解析フィーチャーをセットアップすると、入力が変更されるたびに、PTC Mathcad 結果が自動的に再計算されます。保存済み解析は、ユーザーが解析を読み込んだ場合にのみ再計算されます。
• 結果の解析は、「フィーチャーを追加」ボタンをクリックして、Creo Parametric フィーチャーとして追加します。これで解析がセットアップされ、統合可能な状態になります。
Creo Parametric 値と PTC Mathcad 解析で計算された値を同期させるには、適切なリレーションを作成する必要があります。たとえば、以下のようになります。
OUT_SPEED = MC_ROUT:FID_MC1
特別な PTC Mathcad 統合 config.pro 設定には、次のようなものがあります。
config.pro auto_mapping yes/no* - ワークシートがダウンロードされると Creo Parametric パラメータが自動的に PTC Mathcad 割当変数と一致するように、自動マッピングチェックボックスを設定します。
mathcad_analysis_directory D:\Data\models\Mathcad - PTC Mathcad ワークシートの場所を定義します。
フィーチャーに、駆動ワークシートファイル情報が保持されています。Creo Parametric ファイル内で、解析フィーチャーと PTC Mathcad ファイル間の参照が作成されます。ただし、Windchill ではリンクとして表示されません。このフィーチャーは、モデルの再生成中、常に再生成されるように設定されています。PTC Mathcad アプリケーションは、フィーチャーの作成または再生成時に、メモリ内で実行します。以下の図に、フィーチャー情報解析画面の例を示します。
PTC Mathcad タイプの解析フィーチャーを作成すると、ワークシートがセカンダリコンテンツとして、参照先の Creo Parametric ドキュメントに添付されます。ワークシートは、ユーザーが Creo Parametric ドキュメントを保存するときに添付されます。