新規 CAD ドキュメント
Windchill 10.2 以降では、CAD オーサリングアプリケーションから Windchill「新規 CAD ドキュメント」オプションを使用できます。この「新規 CAD ドキュメント」オプションは、Windchill のものと同じ機能を備えています。
従来は、Windchill Workgroup Manager による CAD ドキュメントの作成は埋め込みブラウザのワークスペース内でのみ可能でした。このためには、CAD アプリケーションを抜けて、Windchill Workgroup Manager 埋め込みブラウザに切り替えてこの操作を実行する必要がありました。
ネイティブ CAD ツールコマンドは、Windchill 属性情報を入力する機能を備えていません。場合によっては、属性を使用して、オブジェクトの初期化規則 (OIR) による自動番号付けを実行できます。また、属性によっては "必須" のものや、ほかの Windchill 制約が指定されていて Windchill へのアクセスを必要とするものがあります。
CAD ツールの「新規 CAD ドキュメント」オプションを使用すれば、Windchill で作成する場合と同じ方法で新規 CAD ドキュメントを作成でき、CAD 環境を抜ける必要はありません。
既成の「新規 CAD ドキュメント」テンプレート
Windchill 10.2 では、PTC はすべての Windchill Workgroup Manager ソリューション向けに既成の「新規 CAD ドキュメント」テンプレートを提供しています。これにより、最初にテンプレートを設定しなくても、新規 Windchill PDMLink CAD ドキュメントを作成できます。ユーザー独自のテンプレートを作成することも、すぐに実行を開始できるように既成のテンプレートを修正することもできます。
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