共有ライセンス環境での CATIA V5 ファイル同期化 Worker の実行
CATIA パブリッシング用に専用のライセンスサーバーを設定することが最良事例ではありますが、共有ライセンス環境で実行するよう CATIA ファイル同期化対応の Worker を設定することも可能です。これまでは、共有ライセンス環境で Worker を実行した場合、使用可能な CATIA ライセンスについてユーザーと競合することがありました。ジョブを実行する Worker がライセンスを使用できなかった場合、以下のエラーが表示され、以降の CATIA パブリッシングジョブが失敗することがありました。
ライセンスの問題を最小限に抑えるため、Theorem CATIA V5 CADverter 19.1 からは以下の環境変数を使用できます。
PVIEW_HELPER_STARTUP_SLEEP
Worker マシンでライセンスエラーが発生した場合に Worker が再起動して同じジョブを再パブリッシングするまで一時停止する時間 (秒数) を指定します。
この値はゼロ以上の整数でなければなりません。CATIA でのデフォルトはゼロ (0) です。
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Worker の標準一時停止時間である 30 秒に、この値が加算されます。
この値は、Worker の長時間一時停止の値 (デフォルトは 3600) を超えることはできません。
PVIEW_HELPER_RESTART_COUNT
Worker マシンでライセンスエラーが発生した場合に Worker が再起動する回数 (同じジョブの再パブリッシングを試みる回数) を指定します。
この値はゼロ以上の整数でなければなりません。ゼロ (0) は、再起動なしでそのジョブがただちに失敗することを示します。
設定例
パブリッシングジョブに CATIA ライセンスを使用できなかった場合の結果
PVIEW_HELPER_STARTUP_SLEEP=30
Worker プロセスが停止して一時停止 (標準の 30 秒の一時停止に 30 秒を加算) がトリガされます。一時停止して 60 秒が経過すると、Worker は CATIA ライセンスを確保してパブリッシングジョブを実行することを試みます。
PVIEW_HELPER_RESTART_COUNT=2
1 回目の再起動の後もライセンスを使用できない場合、Worker プロセスが再び停止し、一時停止がもう 1 回トリガされます。一時停止の後、Worker は再起動をもう一度実行し、ライセンスを確保してパブリッシングジョブの実行を試みます。CATIA ライセンスがまだ使用できない場合、パブリッシングジョブは失敗します。
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