委任の編集
Windchill では、ダウンロード時にオーサリングアプリケーション部品にパラメータを挿入するために使用できるサーバー側代理が提供されています。このメカニズムを利用して、サーバーからオーサリングアプリケーションに情報を渡し、その情報をほかのオーサリングアプリケーションパラメータと同じように使用できます (たとえば図面フォームに情報を配置する場合など)。PTC または PROI で始まるパラメータは、予約済みのシステムパラメータと見なされ、カスタマイズによって適用することはできません。カスタマイズでこれらのパラメータを追加しても、ダウンロードサービスで無視されます。
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カスタマイズされたパラメータはダウンロード時にクライアントに提供され、Windchill 操作 (チェックインなど) の後の CAD アプリケーションセッションでは更新されません。たとえば、カスタマイズされたパラメータに CAD ドキュメント番号の値が割り当てられている場合、その値はダウンロード時にクライアントに提供されます。後からオーサリングドキュメント番号が変更されても、CAD アプリケーションセッションまたはクライアントキャッシュ内の値は自動的に更新されません。カスタマイズを可能にするのは、Windchill のサービス委任メカニズムです。
以下の手順でカスタマイズプロセスを説明します。
1. インタフェース ModeledAttributesDelegate を実装する Java クラスを作成します。このインタフェースの定義は以下のとおりです。
package com.ptc.windchill.uwgm.proesrv.c11n;

import java.util.Collection;
import java.util.HashMap;

import wt.util.WTException;

public interface ModeledAttributesDelegate
{
// getAvailableAttributes() returns
// HashMap<String, Object> which contains
// HashMap<Attribute name, Attribute type>
HashMap getAvailableAttributes();

// getModeledAttributes(Collection docs) returns
// HashMap<input object, HashMap<Attribute name,
Attribute value>>
HashMap getModeledAttributes(Collection docs)
throws WTException;
}
以下の場所にある実装例を参照してください。
<Windchill home>/codebase/com/ptc/windchill/uwgm/proesrv/c11n/
DefaultModeledAttributesDelegate.java
2. site.xconf ファイル (<Windchill> 内) を編集して、サーバー上のカスタマイズサービスの使用可能性を示す以下のプロパティを追加します。
<Service context="default"
name="com.ptc.windchill.uwgm.proesrv.c11n.ModeledAttributesDelegate"
targetFile="codebase/service.properties">
<Option cardinality="singleton"
requestor="java.lang.Object"
serviceClass="com.ptc.windchill.uwgm.proesrv.c11n.DefaultModeled
AttributesDelegate"/>
</Service>
serviceClass の値の代わりにクラスのパスを使用します (
com.ptc.windchill.uwgm.proesrv.c11n.Default
ModeledAttributesDelegate
をクラスへのパスで置き換えます)。
3. その後、xconfmanager ツールを使用して変更を service.properties ファイルに適用します。
Runxconfmanager -p
4. Windchill を再起動します。
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